【頼もう!感想戦 feat.北條聡】~第8節vsアビスパ福岡vol.7~「アルビのボランチ概論・その2」
ボールを動かしながら攻撃的なサッカーをするというスタイルは明確。しかし、決してポジションごとの役割で選手を縛るわけではない。ボランチに注目するだけでも、新潟の進化と多様性が見えてくる。北條聡さんは、チームの充実を指摘する。
■組み合わせはいろいろ
――ボランチとしてプレーする新潟のミッドフィルダーには、高宇洋選手や島田譲選手、秋山裕紀選手とまた違ったタイプの星雄次選手がいます。
「星選手はピボットでもレジスタでもない。イメージとしてはBox-to-Boxのミッドフィルダーなんだよ。中盤に収まらず、最終ラインから最前線までを駆け回る。
もともと星選手はウイングバックやサイドバック、サイドハーフとして、上下運動を武器にする選手だから。ハードワークができる」
――そうですね。
「しかも、ボールを刈り取る能力と強度が高い。星選手は前に出ていって刈り取る力が強いのに対して、高選手はカバーリング含めて守備全般の仕事をするという違いがある。それからプレーメーカーというより、シンプルに味方にボールを預けて、自分も足を止めずにスペースに出ていける。だからボールを運ぶだけじゃなく、ボールを奪うためにも前に、前にと出ていける。星選手のその力は独特なんだよね」
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