【頼もう、感想戦!feat.小川佳純】~第42節・FC町田ゼルビア戦~vol.2「せっかくプレスをはがしても」
アルベルト監督の下、2シーズンにわたり追求してきた攻撃サッカーの集大成を見せたかった最終節の町田戦。しかし、残念ながら完敗に終わってしまいました。確かなスタイルが浸透した新潟が乗り越えるべき課題は何か。小川佳純さんが、ズミさんならではの辛口で今季を締めくくります!
■ラスト3分の1をどうするか
――ボールは持つことができるものの、ゴールにどう迫り、得点するのかがはっきりしなかった新潟。対照的に、町田は戦い方が明確でした。
「町田はボールサイドに人を掛けて、『奪ったらまず前へ』という意識も強かった。それが新潟のやりたいこととうまくかみ合って、有利に試合を運んでいましたね。新潟のポゼッションに対して前から全部はめにいって、数的優位を作らせない。奪ったら手数を掛けずに前へ、というのが徹底されていました。それからセットプレーも、しっかり用意されていると感じました。
前からの守備が新潟対策なのか、町田がずっと取り組んできたことなのかまでは分かりませんが、非常にうまくいっていました。人数をかけて前からボールを取りに行くので、実際に奪えると、自ずと前に人数がいる状態になっている。だからチャンスを作りやすいし、パスを出して走って、追い越すこともできていました。
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