ニイガタフットボールプレス

【インタビュー】~そのCB、快足につき。岡本將成~(その1)

チームの模索が続いた2019年。シーズン中盤、アカデミー生え抜きで、プロ1年目のCBが存在感を放った。チームが勇んで攻め込みながらボールを失うと、誰よりも早く帰陣し、カウンターの芽を潰す彼の姿があった。スピードこそ、そのスタイル。そしてピッチを離れたときのオフビートな魅力を、僕たちは今回、知ることになる。

■ドイツ基準で

――先日、内田潤U-15監督と黒河貴矢U-18GKコーチによる対談を掲載したんですよ。2年前、岡本將成選手と本間至恩選手がドイツのシュツットガルトに練習参加したときのことを振り返って。

「内容、めっちゃ気になりました」

対談はこちらから 

――U-19チームに入って、年代別のドイツ代表FWと將成選手がバチバチにバトルしていた話とか、U-23チームの練習では「V字型」のゲーム形式が興味深かった話とか。

「はいはい」

――「V字」ゲームで、將成選手と一緒にCBで守ったU-23チームのコーチがすごかったそうですね。

「めちゃくちゃすごかったっす。元プロって話を聞いてはいましたけど、まじ、うまかった。びっくりしました。見た目は完全にスタッフなんですけど、プレーしている誰よりもうまかったです」

――アルビでいうと?

「クリさん(栗原克志ヘッドコーチ、現U-22日本代表コーチ)みたいな立ち位置なんですけど、どの選手よりもうまかったっす。CBだから、身長はまあまあでかくて、左利きで、自分でどんどんボールを持ち運んでパスを出す。ずっと指示し続けていたし、普通に削りに行ってました」

――え? 自分が教えてるU-23チームの選手を?

「ビビりました(笑)。けど、あれくらいの激しさでやらないと、ドイツでは本番で戦えないんだろうな、と感じました」

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