ニイガタフットボールプレス

【Voice of the Pitch】僕たちの2年目の闘い~森俊介選手インタビュー③~

それぞれが強い覚悟と決意とともに迎えた2019年シーズンも、あと2カ月。そんな中、アルビ2年目の彼らが立っている場所、抱く思い、視線の先にあるものは何か。インタビューシリーズの初回は、東京ヴェルディへの期限付き移籍を経て新潟に復帰した森俊介選手が登場します。


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■クン! と行って、カン!

――7月初めの天皇杯に敗退して(2回戦●0-1ツエーゲン金沢)、リーグ戦しかない状況になりました。それまで試合に絡めていなかった選手にとっての、貴重な公式戦でのアピールするチャンスが失われたわけですが、森選手が田中達也選手と一緒のところを見掛けるようになったのは、ちょうどその頃から多くなったように思います。毎日の練習後、一緒にクラブハウスを引き上げたり。

「プロ1年目のときから、結構、仲は良かったです。でも、確かに一緒にいることは多くなりましたかね。練習後にオレカフェで一緒に昼を食べたり。そのあと、カフェにコーヒーを飲みに行ったり。それぞれ家族があるから、晩ごはんはそんなに行くことはないですけど。達さんとは、いろんな話をします。もちろんサッカーの話もするし、でもそれだけじゃなくて」

――ふざけた話もする。

「そっちの方が多いかな。でもサッカーの話を聞いたら、すごく真剣に応えてくれます。しかも達さんって、もともとすごいドリブラーじゃないですか。話を聞いてて、なるほどな、ということがたくさんあります」

――それ、僕も聞きたいです。

「例えば縦の行き方。そういうのを言ってくれます。動きを止めずに、スピードをそのままに抜くっていう。どう言えばいいんですかね。ジェスチャー付きで言ってくれて、その場では『なるほど』となるんですけど。

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