【CS番記者特別鼎談】チャンピオンシップの展望(島崎英純×江藤高志×田中滋)第3部
Jリーグ復活の起爆剤として始まった2ステージ制は、導入2年目の2016年シーズンをもって一旦終わる事となった。つまり今後しばらくは行われなくなるチャンピオンシップを前に、出場を決めた3クラブの担当記者に集まってもらい、鼎談の形で展望を語り合った。
(全5部)出席者
島崎英純(浦和・浦研プラス)
江藤高志(川崎・川崎フットボールアディクト)
田中滋(鹿島・GELマガ)
(第2部『各チームのキープレーヤー』から続く)
【第3部】チャンピオンシップの展望
■鹿島に負けたくない理由
島崎:まずこれは外的な要因で、さっきも言いいましたが、勝ち点10いくつも離したチームにCSで負けてはまずいという思いプレッシャーが浦和側にあると思うのです。でも、実力なんて紙一重で大差ないわけで、それでも勝たなければいけないわけです。チャンピオンとして正々堂々と名乗るには、いわゆるJリーグが決めたレギュレーションを戦わなければいけない。そのプレッシャーは大きいと思うんですよね。鹿島はさっきも言ってたみたいにラッキーだと思ってるでしょうから。
田中滋:本当にそうですよ。
江藤:去年の(サンフレッチェ)広島がそうでしたね。絶対負けられない。ここで勝ち点3位の相手に年間1位を取らせるわけにはいかないということで、かなりがんばったと言ってました。
島崎:それからもうひとつは、2012年にミハイロ・ペトロビッチ監督が就任してからの対鹿島戦は今季含めて7勝2分1敗、1回しか負けていない。で、その1回が今季の1stだったんです。この敗戦は言い訳すると、ACLで負けた直後でかなりチームコンディションが落ちていた状態だった。鹿島に負けてから3連敗してますからね。一番状態が悪かった。でも、それでも今季は鹿島に負けていて、それが嫌なんです。7回も勝って2回引き分けて1回しか負けてないのに、その数少ない負けがここに来るかもしれないから。
江藤:嫌な流れが来るかもしれないと。
島崎:正々堂々と優劣を付けるという意味では、川崎の方がやりやすいと思う。鹿島は嫌ですね、そういう意味で。
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