「川崎フットボールアディクト」

開幕連敗を阻止。再現性は低いが、粘り強く手にした勝ち点3/J1 第2節 vs鹿島【レポート】

J1 第2節
2月25日(土)(16:03KICKOFF/カシマ/28,608人)
鹿島 1 – 2 川崎

■再現性のない試合

最近山根視来の言葉ばかり使っていて恐縮だが、心に刺さるから仕方ない。

第2節のアウェイの鹿島戦は、試合終盤のドラマにより劇的に勝利。粘り強さを示せたことの意味について山根に聞いてみた。山根は勝利を肯定的に捉えつつも、そう甘いものではないのだと手厳しかった。

「(他チームに)勝負強いなと思われることはいいことだと思いますね。でも、ずっとこういう試合が続くわけではないので。満足しちゃいけないなと思います」

主軸選手が複数人欠けていて、退場者まで出して、それでも勝つ。すごいじゃないか、との言葉に対しても「そうですね」と受け止めつつ「でも、さっき言いましたけど、続かないです、こんなこと」と冷静だった。

確かにこんな試合は続かない。同じ勝ち方は100回やって、1回2回できるかどうか。再現性は限りなく低い。そんな山根の認識から逆算して考えると、この試合でフロンターレが得た教訓は、再現性のある勝ち方を目指すべき、ということに収斂されていくのだろう。

■知念慶が試合を難しくした

(残り 3845文字/全文: 4332文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ