「川崎フットボールアディクト」

車屋紳太郎が「一番やりづらい相手」と話すC大阪を相手に、リーグ新記録の10連勝を目指す/J1 第11節 川崎vsC大阪【プレビュー】

次節C大阪戦は、Jリーグ新記録の10連勝に挑戦する大一番だ。Jリーグでは過去に2チームが3度9連勝を経験してきたが、10連勝はまだない。この記録に挑戦するにはまず9連勝しなければならず、長いJリーグの歴史の中でも稀にしか立ち会えない試合ということになる。

リーグの歴史が変わる瞬間に立ち会えるのかどうか。楽しみな一戦だ。そんなC大阪戦に向け、以下の3点について論じてみたい。

ポイント1「苦手な相手」
ポイント2「堅守のC大阪」
ポイント3「コンディション」

■ポイント1「苦手な相手」
車屋紳太郎がC大阪について語った一言が、重かった。

「ここ数年勝ててないですし、そうですね。やっていてもやりづらい、一番やりづらい相手だなと感じているので」

C大阪には、2017年9月に5−1で大勝。当時チームを率いていたユン・ジョンファン監督が、真っ向勝負に出てきてくれた結果、フロンターレのサッカーがハマったという一戦だった。この試合があったからこそユン監督は11月4日のルヴァンカップ決勝で戦い方を変更。得点経過があったにせよ、引きこもられて最後まで得点を奪えず。初タイトルはお預けとなった。またC大阪との、その後の対戦成績は惨憺たるものだった。

2017年の5−1の試合を起点とし、ルヴァンカップ決勝、ゼロックススーパーカップを含めた公式戦で7回対戦し1勝1分け5敗。ユン監督には1勝したあとは4連敗で、ロティーナ監督に代わった昨季も1分け1敗と勝てなかった。

そんな苦手意識のあるC大阪戦を前に車屋は次のように意気込んでいた。

「今年はぼくたち、システムを代えましたしより攻撃的なチームになっていると思うので。ここ数年、5−1で勝って以来、ほとんど得点できていないので。今年はそういうところで違いというか、今、チームは大量得点して勝ってきているので。同じように大量得点を目指してやっていけたらいいかなと思います」

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