「川崎フットボールアディクト」

小宮山尊信・宅建試験合格からの未来像(1/3)【インタビュー】【無料公開】

――勉強中に挫折しそうになったことは?
「挫折は…、ないですね。絶対に取りたかったので」

――一発合格って簡単じゃないんでしょ?宅建は合格率が20%切ると聞きますが。
「でも、自分のやっていくスピード感を考えても、一発で取らないと先に進めないので。絶対に取りたかったんですよね。なのでかなりムカついて嫌になったことも多々ありますが、教科書投げたくなったりとか(笑)。
でも理解しちゃえばなんてことないんですが、それまでがすごく難しいことが多かったですね」

――集中力を持てたことはサッカーの経験が生きてる部分もあるんですかね。
「どうなんでしょうね。でもどちらかというと、わりとコツコツやってきたタイプだったので。ぼくは天才タイプではなくて、目標を決めて、練習して、クリアしてということを一つずつやってきたタイプだったので続けられたのかもしれないです」

――受験の会場はどうだったんですか?
「むちゃくちゃ広くて、最初だからどんな感じかわからないですし、とにかく人が多くて何百人とかいました。色々な人がいましたが、70を超えているように見えるお年寄りが居たりしてました」

――その手の試験を受けるのは初めて?
「英検の5級か準4級とかはあります。うちのメイが、小学生に入る前に受かってるようなテストを受けてたんですが、それ以来かもしれません(笑)」

――緊張は?
「少しはありましたが、でもわりと自信があったので。かかなり問題集をやり尽くしてたのでその問題集では結構点は取れてました。最後の方は良い点を取れることがわかってる問題をわざとやって、メンタル的に自信を付けてました(笑)」

――サッカーの経験も生きてる感じ?
「あるかもしれないですね。試合の試験に向かう流れというのは、何も考えずに自然にできてたので。それは試合への流れと同じかもしれません。
ただ、想定外だったのが、参考書をしまってから試験まで30分くらい間があったこと。不正のチェックとかだと思うんですが、その時間がきつかったです。ギリギリで覚えてたほうがいいなと思ってたやつもあったので。ペースは乱されました」

――そんな中、やってる最中に手応えはあったんですか?
「ありました。感覚的には、悪くてもギリギリ受かってるかなという感じでした。自己採点でも合格点が取れていて、ホッとしました」

つづく
(取材・構成・写真/江藤高志)

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