経験という財産を武器に、平常心で臨む決戦/ルヴァン杯決勝 札幌戦【プレビュー】
ルヴァンカップ決勝に進出したのは、旧ナビスコカップを含めるとこれで5回目。これまでの4度の決勝戦ではいずれも敗北しており、タイトルマッチに勝てないチームのイメージが染み付いてきた。だからこそ、この決勝戦で勝利して勝負弱いチームとの印象を払拭したいところ。
そんな札幌とのルヴァン杯決勝を前に、以下の2点について論じたい。
ポイント1「経験を武器に」
ポイント2「いつものスタイルで」
■ポイント1「経験を武器に」
敵にとって不足はないというか、札幌でよかったというか。
札幌を率いるミハイロ・ペトロヴィッチ監督は攻撃的なスタイルを信条とし、そうしたチームを作ってきた実績がある。同じく長きに渡り攻撃的なサッカーを追求してきたフロンターレにしてみれば真っ向勝負を挑める相手だ。
この決勝を前に公式会見に出席したペトロヴィッチ監督は「札幌として、ファイナルを戦えることを嬉しく思っています」と述べると「広島、ガンバとの戦いに打ち勝ち、ファイナルに残るだけの結果を残してくれたと思います。明日のゲーム、我々にとって難しいゲームになると思います。なぜならば川崎は日本で一番強いチームだから。川崎は技術に優れたチームで、こうした優勝を争う経験も積んできているから」と指摘。ただ「我々のチームも戦う準備はできている」とチームの仕上がりに自信を覗かせた。
(残り 2131文字/全文: 2694文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ