「川崎フットボールアディクト」

【コメント】「フロンターレに勝とう、というのが天皇杯の1つの目標なので」(松本拓也)

2011年のシーズン中にフロンターレに移籍し、すぐにチームに馴染んだ松本拓也がブラウブリッツ秋田の一員として等々力に戻ってくる。

ということで松本に、フロンターレ戦を前にした心境などを聞かせてもらえたので紹介します。

▼松本拓也
--約束通りに等々力に戻ってくるということで、その話を聞かせてください。
「でも、オレ以上にサポーターのみなさんが楽しみにしてくれてるから(笑)。でもどうですかね、等々力。なんか、いまイメージしてるのと着いた時に思うのとでは違うんだろうなという感覚で居ます。ましてや、あの時見てた等々力とは風景が違ってますからね。でも変わってないところもあって、Gゾーンとかはそんなに変わってないでしょうし。
でもオレもピッチに立ってたわけじゃないから(笑)」

--まあでもキャラは立っててって、そんな話じゃないですが(笑)
J1の首位のチームとの対戦ということでやってやろう、という思いもあるんだとは思いますが。
「そうですね。天皇杯で言えば、とりあえずフロンターレに勝とう、というのが天皇杯の1つの目標なので、チームとしての」

--たしかに間瀬監督の天皇杯1回戦の後の会見でのコメントに、フロンターレに勝つことを目標にしていたということを述べる部分がありました。

ブラウブリッツ秋田 試合後監督コメント
http://blaublitz.jp/score?game_id=1477&t=news
天皇杯1回戦ヴァンラーレ八戸戦後の監督会見
間瀬 秀一監督

--次はJ1の川崎フロンターレとの試合になる。結果も含めてどういう戦いをするか

「天皇杯秋田県予選決勝の猿田興業と試合をする前、準備の1週間前から自分たちが思っていたことは、川崎フロンターレに勝つということです。そこから逆算しての猿田興業戦、そして今日の試合。ですので、今日の試合で自分たちが足りないところをどこまで川崎フロンターレ戦に持っていけるか。この1週間でしっかりと準備したいと思います」

「そうなんです。監督が勝とうと言って。もちろんそれが今後のリーグ戦にも繋がることなんですが、でもとりあえずJ3で言えばリーグ戦が一度中断して、県の決勝をやって天皇杯の1回戦、2回戦と3週連続で天皇杯が行われるタイミングだったので、すごいいいタイミングでした」

--日程的に良かったわけですね。
「そうですね、変に水曜日開催でポン、と入ってくるよりは、1週間1週間で準備できたという部分でも良かったですね。毎年J1が出てくるタイミングは、変則日程だったりしてましたしね。けど、上手くA代表の日程とかぶって入ってくれました」

--そういう意味では、かなりやってやろうという感じなんですかね。
「でもそういう感じでもないですけどね。いつもどおりやろうと。いつもどおりにやりながらも、引くことはしないよと。結果的に引いて見えるかもしれないけど、自分たちから望んで引くことはしないというスタンスですよね」

--ゴール前に人数を掛けて、ゴールを死守しようということではなく、攻めるときは攻めて、守るときは守ると。
「そうですね。もちろん攻められて守るのはあるとは思いますが、最初から引いて守って、うちのトップがハーフウェイラインよりも引いて守るということでやるということではないです。時間帯によってはもちろん下がりますが、でも全部が全部そうするわけでもないです。それを川崎相手にやったらたぶんチンチンに回されて終わりなので。絶対にやられちゃうと思いますし」

--サッカーとしてはわりと自分たちから主導権を握りたい、というコンセプトなんですかね。
「そうですね。今の代表みたいなサッカーで、攻守の切り替えも早くて、という感じで」

--オシムさんの通訳をやられていた経験を活かした指導なんですか?
「おそらくそれは、多少はあると思います。そうじゃないとは口では言ってますが、そういうのはあると思いますし、ハリルさんもユーゴ系の方ですし、そういうのは見てると思います。
ミーティングとかでは、レッズとかフロンターレはよく話に出てきます。だから監督自身も楽しみにしてるというか、多少は意識してる部分はあると思います。分析を見ててもうちがやろうということをやってるので」

--なるほど。では、試合を前にフロンターレのサポーターに何かコメントがあればお願いしたいんですが。
「あの時に見せられなかった姿を、見せれたらいいなと思いますし、それを見て何かを感じてもらえるようなプレーをできたらなと思うので。楽しみにしていて下さい」

--泣きますか?
「(笑)。今回は泣かないと思いますが、泣きそうにはなるかもしれないですね(笑)。最近涙腺弱くなってきてて」

--松本くんというと泣いてる姿を思い出すので(笑)。
「ここに来て、あの時の挨拶の動画が回り始めてるから、恥ずかしいんですよ、はい(笑)」

--最後、サポーターのところには挨拶は?
「まあ、行こうとは思ってます」

--元気なプレーを期待してます。
「そうですね、頑張ります!」

(取材・構成/江藤高志)

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