「川崎フットボールアディクト」

【コメント】「ボウズくらいしかできないなと思ってやりましたよ。子どもたちもみんなすれば違うかなと思って。顔がくっきり見えるから。全然違う顔になりました」(大久保嘉人)/「サッカーをがんばるしか無い。それで勇気とかを与えられる職業でもあるので」(中村憲剛)

▼中村憲剛
――大久保家について聞かせてもらっていいですか
「デリケートな話ですね…」

――頭を丸刈りにして、奥さんを支えようというのは、不器用だけど嫌いじゃないと思いました。
「それは嘉人の判断ですけど、本当に良くなってほしいというか、乗り越えてほしいというか。ぼくもすごく仲いいですし、うちの奥さんとも仲いいし、子どもたち同士も仲いいので。その件に関しては本当に良くなってほしいなと。何かあれば支えたいと思います」

――いい報告ができれば、という方向に向けてチームが結束することは?
「間違いなくそれはみんなの中にはあると思います」

――公表については、この病気があまり知られてないということもあるそうです。
「おれも初めて聞いたから、そんなことあるのと。そんな確率が低いところに莉瑛ちゃんがなるというのもショックだったし、初めて聞いた時に、この件に関しては、すごいショックでした。
それを公にする。大久保夫妻の気持ちはみなさん、尊重してほしいなと思います。とにかくみんな治るよう願うだけじゃないかと。それはお願いしたいと思います。みんなも同じ気持だと思います」

――前向きな反響も大きいようです。
「みんなでサポートして、願うこと、祈ることもそうだし、直接できることもあるだろうし、間接的なものもあるだろうし。支えになれればと思います」

――キャプテンとしては?
「キャプテンとしてというよりは、一個人ですかね。一人の人間としての話だから。大久保家との仲というか、知らない人の話じゃない。仲良くしてもらってる家族の話ですからね。すごくおれも、うちの奥さんもショックを受けたし。本当になんて声を掛けていいのか、わからないところがそこに関してはある。嘉人に対してもそうでしたし。
とにかく、良くなって、ということを思います。心の底からそれだけ。これはおれらがどうすることも出来ないことだし、莉瑛ちゃんの頑張りというか。だからそれをサポートできればいいなと、そんな感じです」

――できれば、笑ってシーズンを終わりたいですね。
「それもそうですし、(莉瑛さんが)いい方向に行ってもらえれば。だからサッカーをがんばるしか無い。サッカー選手としては、どんなことが起きてもやるしか無い。それで勇気とかを与えられる職業でもあるので、その本分を全うしたいと思います」

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