「川崎フットボールアディクト」

【コラム】残り2ヶ月の恩返し

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シーソーゲームの末に3−2で勝利した千葉U18戦後、話を聞かせてもらった選手たちはそれぞれに等々力で勝てたことへの安堵感や次戦に向けての意気込みを語ってくれた。そういうものだろうと思う中に、そんな事を言うのか、と思わされた受け答えがあった。それがヤーシャの言葉だった。

【Jユースカップ】1回戦 川崎U18対千葉U18
https://www3.targma.jp/kawasaki/2015/10/10/post3991/4/
▼瀬川ヤーシャ
「小4の終わりから。もう8年、9年目になって。毎年当たり前のようにフロンターレのワッペンを付けて来て、残り2ヶ月。迷惑ばかり掛けてきたので最後の大会くらいは、ゴールという形でチームに貢献できればいいなと思います。失点してもオレとか岸が決めればチームは勝てると思うので」

やんちゃだったヤーシャが発した、フロンターレへの感謝にも似た言葉に、ぐっと来た。

早い子は小学校入学以前からスクール生としてフロンターレのユニフォームを身にまとい、その中からアカデミーに入って行く。ヤーシャのように、小4からアカデミー入りした子にしても、そこからの10年近い年月の意味は、とてつもなく大きい。

そのアカデミー所属選手という立場からは、いつか卒業することになる。ほんの一握りのトップ昇格選手以外は、フロンターレから旅立つことになる。それは、そういうものだと考えていたが、実際にアカデミーに所属してきた選手にしてみれば、フロンターレの一員ではなくなることは、人生の半分にもなろうかという時間との決別であることに気付かされた。

U18の3年生にとって、フロンターレの一員としてプレーできる時間は残り僅かなのだ。

千葉との1回戦を勝利し、川崎U18はJユースカップ2回戦への進出を決めた。対戦相手は、鹿島ユース。簡単な相手ではないが、悔いのない試合をしてほしいと思う。試合日は10月18日。鹿島のクラブハウスに隣接する鹿島Gにて11時KOとなる。

Jリーグ公式ページ Jユースカップ特設ページ
http://www.jleague.jp/jyouth2015/

会場アクセス 2回戦
http://www.jleague.jp/jyouth2015/access/second_round.html

鹿島アントラーズユース
鹿島アントラーズクラブハウスグラウンド
〒314-0021 茨城県鹿嶋市粟生東山 2887

JR「東京」駅八重洲南口より高速バス「特急かしま号」で「鹿島アントラーズクラブハウス前経由鹿島 神宮」駅行で「鹿島アントラーズクラブハウス前」下車すぐ
または、「宇宙通信センター経由鹿島神宮」駅行で「宇宙通信センター」下車徒歩16分
TEL:0299-84-6800

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