FOOTBALL TODAY KANAZAWA

楽しみが膨らむサイドの攻防【第12節・藤枝戦プレビュー】

藤枝は自分たちのサッカーを自信をもってぶつけている。けれん味も出し惜しみもまったくなく、自分たちの強みを押し通す。昇格年に旋風を巻き起こすチームの例に漏れないスタイルだ。激しく次々とボールを奪いにくる感じやネガトラの速さは2020年の北九州や昨年の熊本にも似ている。

 

そしてなんといってもウイングバック。左の榎本啓吾、右の久保藤次郎は共に金を払って見る価値がある選手だ。ウイングバックというよりウイングという感じで、今後研究されるとどうなるかはわからないが、現状ではJ2レベルに見えない。かなりの確率で近いうちにJ1(もしくはJ2上位チーム)で戦っているだろう。

 

柳下正明監督も「ウイングバックはやっぱり特徴がある」と話し、今週の練習ではそこへの対策も植えつけている。

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