練習場にも、地域にも、スタッフにもコロナ前の日常が戻ってきた!【無料記事】
昨日から練習場でのファンサービスが解禁された金沢。マスク着用や日程などの制限はあるものの、これでコロナ前の日常がほぼ戻ってきたことになる。
それに合わせるかのように、昨夕には新たな地域活動である「ツエーゲンと遊ぼう!」が行われ、廣井友信クラブキャプテン、小島雅也、梶浦勇輝が金沢市内の児童クラブの子どもたちと鬼ごっこなどを楽しんだ。
今年から地域に選手が直接出ていくケースを積極的に増やしている金沢だが、これもその活動のひとつ。今回は事前に「子どもたちと遊ぶ」とは聞いていたが、シーズン中であり試合3日前なので、ある程度加減しながらかと思っていたが、かなりのガチだった。正味50分程度のなかで、鬼ごっこ3本+だるまさんがころんだ1本という、まさかのハードスケジュールが繰り広げられていた。
- まずは「ヒロ」「コジ」「カジ」が自己紹介
- 種類を変えて鬼ごっこを3回
- ”グリッド”が狭いのでハイインテンシティで切り替えも早い。小島からも「ヘタしたら試合よりも走ったかも」という冗談も
- でも、選手たちは楽しそう
- だるまさんがころんだでは、廣井と梶浦でルールが違う問題が発生。同じ東京出身なので20年近い年齢の違いだと思われる
- 大人気の小島。どうやら、いま着ている練習着をちょうだいとねだられていたそうだ
- 若い選手だと子どもたちとのふれあいに戸惑いもありそうだが、梶浦は19歳ながらしっかりリーダーシップをとってうまく交流していた
- 休憩中も選手たちは大人気
- ずっと話しかけられていた
- 最後は恒例の選手カードを渡して、即席のサイン会&撮影会
- 廣井のカードはないということで握手での対応だった
「思った以上に子どもの反応がよかった。ある意味子どもに助けられた」という廣井の言葉通り、子どもたちは開始1分から積極的に距離を縮めるなど超アグレッシブ。小島も「みんながこれだけ元気なので、自分たちもつられて元気に遊びたくなってしまった」と感想を話してくれた。プロ2年目の梶浦は「去年、1回だけ小学校訪問にいって、サッカー教室みたいなことをやった。まだ(子どもたちのふれあい方も)まったくわかっていないけど、すごく楽しかった。こういう時間も必要だなと思った」と、戸惑いはあったようだが、そういうことはまったく感じさせなかった。
今回、廣井は遊びのレパートリーをいくつか準備していったが、それも必要なく、子どもたちがやりたいこと・提案されたことを行っていた。サッカーボールを一度も使わずに、サッカー選手が地域の子どもたちと、ただただ遊ぶという斬新な光景が広がっていた今回の活動。「(金沢は)地方クラブということもあるので、いろんな方に知ってもらうためにこういう活動をどんどんやっていきたい」と話す小島。廣井も「ファンを増やしたり、認知度を上げたりするためにもサッカーではない文脈で地域に出ていくことも大切」と、この活動の意義を語っていた。
「ツエーゲンと遊ぼう!」については今後も金沢市内の児童クラブを中心に、以下のフォームから募集している。
https://f.msgs.jp/webapp/form/20165_pvdb_727/index.do
そして、昨日はチームスタッフからも「日常が戻った」という喜びの声が。それは新木智也エキップメントマネージャー。24日の日曜日に大ファンである10-FEETのライブにいってきたと、嬉しそうな表情で話してくれた。ライブハウスでの10-FEETは実に5年ぶりだったそうだが、ちょうどその日は遠方での練習試合でスタートには間に合わず。それでも20時過ぎにライブハウスに駆けつけることができたようだ。そして中に入った瞬間に演奏されていたのがファンになるきっかけとなった「2%」という曲。その劇的な”演出”も含め「最高でした」と話していた。ちなみに、ライブ後はクラブハウスに戻り、しっかり洗濯などの仕事をこなしたそうだ。