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ツエーゲン再始動。柳下監督と廣井キャプテンがZOOM取材対応【コメント】

4月11日に行われた最後の全体練習から51日。6月1日にツエーゲン金沢の全体練習が再開された。当面は完全非公開で行われる予定だが、柳下正明監督と廣井友信キャプテンがZOOM取材に応じてくれた。

 

写真はイメージ。再開当日のものではありません

 

柳下正明監督

ーーリーグ再開が決まったが?
「いろんな状況でいろんな人が働いてくれて、ようやくわれわれの仕事であるサッカーがやれる。すごくありがたく思っているし、楽しみでもある。ようやく選手も仕切り直しのゲームに向かってスタートができる」

 

ーー全体練習再開初日の練習はどんなものだった?
「フィジカルコーチのところで45分体を動かして、そのあとビルドアップを兼ねた動きを入れたトレーニング。5人、6人のグループでのトレーニングと11対11。ビルドアップ、有酸素を兼ねたトレーニング」

 

ーーボトルの共有ができない、消毒をこまめに行うなど、新たな感染予防対策を練習から続けていると思うが、難しいこと、困惑することなどはある?
「全員が集まると難しいのでクーラーボックスを2つ、3つに分けて運んでいるが、それほど難しいことはない。クラブハウス、シャワー、ウェイトルームは少人数で使ったりしている。更衣室のなかの人数が増えないように、無駄なしゃべりをしないとか、そういうところは注意している。あとはトレーナールームでマッサージあるいはテーピングをするときはマスクをしている」

 

ーーzoom取材は?
「取材は初めてだけど、コーチ間での話し合いでは経験している」

 

ーー再開後は厳しいスケージュールになるが戦い方への影響は?
「金沢のスタイルとしてはアグレッシブにプレーするというところは3年間やってきている。変わらずやろうと考えている。選手たちにもそれは身についている。戦い方については変わらない。ただ2週間で4試合、5試合というスケージュールになると全員の力が必要。できるだけ若い選手の力を底上げしてチーム力を上げていかないとシーズンを戦っていくのは難しい」

 

ーー交代の枚数、回数が増えることについての難しさは?
「選手のコンディションをしっかり見極めるのが大事。GPSなどの機器を使っているチームがあるが、(試合が)終わったときに分析していたのでは遅い。選手の動きをみて疲れているなと思ったら替えていく。戦術的なことよりも疲労度をみて選手を交代させることが必要になる。(疲れた選手を)我慢して使い続けていくと、2週間で4、5試合こなすとけがにつながってしまう。そういうところをわれわれは注意しないといけない」

 

ーー無観客試合について。
「ドイツ(すでに無観客で再開しているブンデスリーガ)を見ていても練習ゲームのような雰囲気になっているので難しいところはある。たとえばわれわれのホームであったら声援だけは流してプレーするとか、金沢の選手たちがボールをもって相手ゾーンに入ったら『おおー』という声援を流したりすれば雰囲気が変わるのかなと思う」

 

ーー今シーズンの目標は?
「順位はいつもそんなに言えないけど、目の前の勝利を目指して1試合1試合戦っていくことは変わらない」

 

ーー監督のアクリル置き時計(プレーヤーグッズの一つですでに予約終了)の人気がすごいようだが?
「現物はまだ見ていないんだけど、売上の一部、入るかな(笑)」

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