2020年06月02日 18時00分　
カテゴリ： ★無料記事

ファンの皆様にツエーゲン金沢情報をお届けするウェブマガジンを始めました。

このサイト開設に向けて動き始めたのはJリーグ中断１週間後ぐらいのこと。当時はまだサポーターにも練習が公開されていましたが、ファンサービスは中止になり、ほかのＪクラブでは練習も非公開になったところが多々ありました。その後、全体練習が中止になるギリギリまで取材を続けていましたが、ほとんどお伝えすることができませんでした。取材が許されているメディアとしてなにかできないか、文字通りクラブとファンとの「媒体」となることはできないかと模索しました。

いろいろと検討した結果、金沢の全体練習再開後、タグマでのウェブマガジンというところに落ち着きました。

当面は練習場での取材ができず、zoom等を使っての遠隔取材になりそうですが、選手や監督・スタッフの声、クラブの活動などをお届けしたいと思います。

また、練習場での取材が許可された場合は、基本的に週３〜４回の練習取材をもとに更新していく予定です。試合当日はレビュー・速報等ができないので、翌日の取材を元に試合で何が起こっていたのかなどをお伝えできればと思います。

で、「おまえは誰だ？」と思っている人も多いと思うので、僕とツエーゲンの出合い、いまの仕事に就くまでの経緯などについて記します。

僕が最初にツエーゲンの試合を見に行ったのは2007年の天皇杯２回戦FC刈谷戦でした。場所は名古屋近郊の一宮市。僕は石川県出身ですが当時は東京で仕事をしていました。名古屋には友人がいたので久しぶりに会う約束もして、観戦旅行にいきました。最初の試合の印象は……、はっきりいっておぼえていません。公式記録を見ると木村龍朗のFKからダニロのヘディングシュートで奪った１点を守りきったようですが、試合の思い出はさっぱりなくなっていて、スタジアムまで歩いていった際の河川敷の風景の美しさはなぜだかおぼえています。

次の３回戦水戸戦も見に行きました。この試合はＪリーグ勢相手（公式戦では初だったのかな？）にすごく善戦した記憶があります。ただ、こちらも試合より、会場が最寄り駅からすごく遠かった印象のほうが強いです。

それからは毎年１〜３回のペースでツエーゲンの試合を見にスタジアムに足を運んでいました。東京で仕事を続けていたので、JFLに上がってからはグッと観戦しやすくなりました。一番印象に残っているのは2013年、JFL最後にY.S.C.C.横浜と対戦した試合です。JFL参入を決めた試合やＪ２昇格を決めた試合などを見に行っていれば、そういったメモリアルゲームを挙げたと思いますが、残念ながら観戦できていません。JFL最終戦は来年からJ3に参入ということで意気込んで見に行ったのですが、開始早々からボカスカ点をとられて２−５の大敗。潔いほど攻撃的なサッカーで、このときは１年後のＪ３優勝を微塵も感じませんでした。

翌年からはエルゴラッソをはじめ、サッカー媒体に関わる仕事を始めたので、スタジアムで見る機会はグッと減りました。それでも2016年の入れ替え戦第１戦は半ば強引に仕事を絡めてグリスタにいきました。取材後には以前に番記者をしていた野中さんと宇都宮駅で餃子を食べながらいろいろな話をしました。あのときは石川に帰るとは思っていませんでしたし、ツエーゲンと仕事で関わるとは思ってもみなかったなあ。

その後、いろいろな偶然が重なって去年からツエーゲンの記事を書くことになった……という感じです。去年は取材したものの３割ぐらいしかみなさんに届けられず、歯痒い思いもしましたが、このウェブマガジンでいろんなことをお伝えしたいなと考えております。

それでは、皆さんの日常に少しでも早くツエーゲンが戻ってくることを願って！

村田　亘