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甲斐健太郎、古巣への復帰初戦に向け静かに闘志を燃やす。「不安はもちろんありました。でももし試合に出るとなったら、そんなことは言っていられない」【2024 開幕カウントダウン】

 

撮影:後藤勝


 いよいよ甲斐健太郎が緑の男として長良川に帰ってくる──。
 
 2016シーズンから2021シーズンまでの6年間のうち、ガイナーレ鳥取に期限付きで移籍していた2018シーズンを除く5年間にわたり岐阜でプレー。2021年11月28日のJ3第29節藤枝MYFC戦が、岐阜の選手として岐阜メモリアルセンター長良川競技場のピッチに臨んだ最後の試合となった。翌最終節、アウェイでのロアッソ熊本戦が岐阜でのラストプレー。熊本の優勝決定を見届けた甲斐はいわてグルージャ盛岡に移籍し、“個人昇格”で熊本と同じJ2の景色を眺めることになった。
 
◆絶対にスタートダッシュは大事。しかし……
 
 昨年はその岩手の選手として長良川の芝を踏んだ。7月2日のJ3第16節。チームとして主体的にボールを動かし、中でパスをつないで攻めていくスタイルを志向しながら、時に甲斐が放つ岐阜の陣形の外側へのロングパスが効果的で、古巣を十二分に苦しめた。岐阜を離れたあとの2シーズンでいかに甲斐が成長したかを物語るプレーぶりだった。
 

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