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ベテランが躍動し、次世代へと役割を継承する境目の最終節。敗戦で終えるも視界は来シーズンを捉える【Report/2023 J3第38節 岐阜vs.北九州(HOME)】

 

両雄が花束を手に。©Kaz Photography/FC GIFU


 12月2日、FC岐阜は岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ3第38節に臨み、ギラヴァンツ北九州と対戦。0-1で敗れ、勝点54、14勝12分12敗の成績で2023シーズンを終えた。最終順位は20チーム中の8位。
 
 開幕戦の後半のように北九州の圧力によって自陣に押し込められるという内容にはならず、概ね岐阜が自分たちでボールを保持、主体的に動かして試合を進めるという経過を辿ったが、チャンスをものに出来ず、試合の終盤に失点を喫した。後半、相手が結果を求めて少ない手数でゴールを奪おうとパワーをかけてきた時間帯にクロスの折返しをヘディングで決められるというかたちの失点を喫する試合展開は、まさにボール保持型のチームが優勢で試合を進めながらも敗れる場合の典型。0-0のまま集中を持続させて耐えきることが出来なかった、そして公式記録上14本あったシュートを決められずに得点を奪えなかったという課題が、あらためて浮かび上がった。
 
 しかしシーズン全体で考えれば、ゼロ地点から新しいやり方の落とし込みに挑んで構築を進めながら、チーム数が少ない時代の6位とほぼ同じ上位1/3ゾーンに入る順位で終えたことは、到達するべき目標への道筋を進んでいるという確信を得られるもの。今シーズンに得たものをしっかりと分析し、来シーズンに向かっていきたい。
 
◆「今シーズンを象徴するようなゲームだった」
 

万感の想いがこもる抱擁。もう公式戦でこの2人の姿を観ることはない。©Kaz Photography/FC GIFU

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