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行くぞJ3! 待ってろJ3! ともに騒ごう祝開幕!【無料公開/後藤勝コラム】

 

開幕戦は6月27日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場。DAZNとYouTubeで応援しよう!©Kaz Photography/FC GIFU


◆喜ぼうJ3
 
 一時はいつになったらサッカーのある暮らしが戻ってくるのか皆目見当がつかない状況でしたが、みなさんが自主的にステイホームを貫いた結果として、今週末6月27日からのJ3リーグ開催にこぎ着けることができました。いよいよ始まります。
 
 めでたい!
 まずはJ3が無事に開幕するというこの事実を素直に喜ぼうではありませんか。
 もちろんいまだ日常生活も感染症予防を心がけながらという若干の制限を伴うものであり、そしてJ3も開幕直後の第1節、第2節はリモートマッチとなりスタンドから観ることはできません。手放しで喜べる状況ではないのも確かでしょう。
 しかしみんながちょっとずつガマンすることによってサッカーの試合は安全に開催できるんだぞ、というところを世に示すことも、J1、J2の再開とJ3の開幕に踏み切るための要件なのです。そのために、無観客のスタジアムでおこなわれるJ3をオンラインで観戦、応援することになりますし、現地に行かなくとも盛り上げるためには、まずは観る者がこの状況を踏まえて楽しめる心境に到達する必要があります。
 
 ですから、まずは喜びましょう!
 毎週J3が開催される残りの半年があることを。
 
◆みんなのJ3
 
 さて、FC岐阜はJ3の優勝をめざしています。リーグ戦に参加する以上は勝利を目標にしています。ですが、対戦相手は“敵”ではありません! ともに戦う同志として岐阜メモリアルセンター長良川競技場に迎えましょう。
 
 練習試合をご覧になっておわかりのとおり、メインスタンド側中央で集合写真撮影が可能なカメラマンはオフィシャルのみ、選手もソーシャルディスタンスを維持して立つという気の配りようです。ボールパーソンも若干名に絞られ、マルチボールシステムのボールはピッチサイドの固定具にセットされたりしています。できるだけピッチ内に存在する人間の数を減らそうとしているわけです。ピッチの周囲には上限16人までとされているカメラマンがいますが、目立つ人影はそのくらいのもの。
 
 そのなかでピッチ内にいるのはどうしても試合の開催に必要な人々だけ、すなわち2チームの選手と審判員です。日頃からレフリーと対戦相手へのリスペクトはあって然るべきではありますが、今シーズンは特にこの“仲間”たちと、このリーグ戦を成立させるべく試合をやりきるのだという意気込みで毎節を乗り切らないといけません。同じ大会に参加する他クラブのファン、サポーターとともにこのJ3開幕を祝い、そして岐阜だけでなくすべてのチームの選手と審判員の奮闘に拍手を送りましょう。
 
◆勝つぞJ3
 
 とはいえ対戦相手や審判員へのリスペクトと勝負は別。真剣に勝利を追求するからこそいい試合になるわけで手を抜くわけにはいきません。試合中は岐阜の選手たちを目一杯応援しましょう。
 ここまでの練習試合をライブ配信で観戦し、ひととおり予習は済んでいることと思いますが、あらためて今シーズンのチームについて少し語っておきましょう。
 
 マッチレポートではチームづくりの進度を俯瞰して捉えたため、文中では触れませんでしたが、あの記事内容以外にも収穫と課題はありました。
 
 たとえば収穫は攻撃陣の好調。両サイドの富樫佑太と村田透馬が格上相手にも個人で勝負を挑み突破していけるくらいに調子を整えてきています。これがもし、まだ本来の能力を取り戻している段階であるのだとするなら、今後試合を通じてさらに成長していく可能性もあります。
 力関係の問題で相手が引いてしまった場合には、ボールを保持して圧倒的に攻めながら相手の守備組織を崩していく必要があります。富樫や村田の能力はそのピースとなるわけです。
 
 川西翔太と永島悠史の存在も頼もしいところです。今年は前田遼一と高崎寛之、ふたりの大砲いずれかを前線に置くやり方からスタートしましたが、もしこのふたりがけがをして離脱した場合でも、コンセプトを空中戦から地上戦に変えて戦いを継続できることを意味するからです。相手にしてみれば、いったいどういう組み合わせで試合に臨んでくるのか、わかりにくくて困るはず。また開幕前にオプションを用意しておけば、リーグ戦が始まってから軌道修正をするときに慌てずに済みます。なんとも準備がいい。ゼム体制おそるべしですね。
 
 一方、課題は終盤の体力または集中力ということになるでしょう。特に昨シーズンは試合終了間際の失点で勝てる試合を引き分けに、引き分けられる試合を敗戦にしてしまった印象が強いですが、45分×3本の名古屋戦も90分を迎える頃にPKで相手に先制を許してしまいました。組織的な守備の堅固さ、安定感は昨年には見られなかった高いレベルにありますから、なんとももったいない失点でした。
 
 名古屋戦のあとに監督と選手が語った内容は「攻撃は得点できなかったのでいまいち、守備で1失点に留めたことが収穫」といったものでしたが、見方を変えれば守備にも問題があり、攻撃にもいいところがあるわけです。
 また、名古屋戦はメンバーをシャッフルしながら1失点に抑えたわけで、誰が出ても質を落とさないで戦えることがわかりました。
 
 まとめると、現在の岐阜は、今シーズンの戦い方を刷り込んだうえでクオリティを追求しています。それに、メンバーの組み合わせをいろいろ試し、初めて相まみえるJ3の相手がどんな戦いをしてきても対応できる力を備えつつあります。
 J2から降格してきたギラヴァンツ北九州が2シーズン目で最下位になってしまったほど難しいリーグですが、おそれる必要はありません。謙虚に、しかし自信を備えて6月27日を迎えればよいのです。
 
 いかがでしょう、もう開幕が楽しみで仕方がないという気持ちになってきましたでしょうか? 今週いっぱいその気持ちを温め、そして土曜日に弾けさせましょう。開幕戦はもうすぐそこです!
 
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