山梨フットボール

「エース不在の磐田に進化で挑むが決定力とちょっとした運もなく引き分け」【2020明治安田生命J2リーグ第35節 甲府1-1磐田 レビュー】

1位徳島と2位福岡が揃って勝てなかった節に勝てなかったことが悔しい。

2020年11月21日 甲府1-1磐田(14:03K.O/山梨中銀スタジアム/入場者数 5,309人(新型コロナウィルス感染予防対策のため、入場可能数の50%以下等の制限付き)/天候 晴 中風/気温 21.2℃/湿度 20%)

得点者 50′ 松田力(甲府) 55’松本昌也(磐田)
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手だけでなく、ファンもサポーターも気持ちを込めて心の中では戦いながら観ているからみんな疲れた磐田戦。昇格圏との勝ち点差は変わらずに残り試合数だけが減って行く…。”今、2位の福岡と13ポイント差だけど、甲府が12月9日の愛媛戦に勝てば10ポイント差で、最終節で福岡が徳島に負ければ7ポイント差になるから・・・”と皮算用もしてみる。”それでもこれ以外の残り6試合で福岡が2敗1分以上する必要があり、なかなかしんどいし、コロナ次第では全試合を消化できなくなる可能性もあるし・・・”と段々と皮算用の都合が悪くなっていく。それでも甲府が勝ち続けさえすればギリギリ可能性はあると信じている。

点源のルキアンと小川航基がいないけど遠藤保仁が加わった磐田の力がどんな感じか予想が難しかったけれど、基本的な質の高さは見せつけられた。FWの大森晃太郎、中野誠也とトップ下の山田大記は厄介で効いていたけれど、それ以上に前線からのプレスが磐田のボール回しの上手さにハマり切らないことがしんどく感じた。

ベストメンバーで臨んだ磐田戦だが、30分にドゥドゥが負傷交代というアクシデントが発生してしまった。

だ、ボランチの武田将平と野澤英之に聞くとそれぞれ違う答え。武田は「磐田は上手いというよりもボールを回すことに特化している。人数を掛けてボールを回すから”回させてもいい”と思っていたし、最後のところに人数を掛けられないのでそんなにストレスには感じていなかった。(プレスに)行きたいけど行けなかったことはない」という。一方、野澤は「前からもっとプレスに行きたかったけど行けなかった。山田や大森が遠藤を活かすようにウロウロしていて、行くと使われる感じ。自由にやらせない感じでいけるかと思っていたけど、行くと使われた。磐田のボランチよりもトップ下をどう掴むのかを早くハッキリできれば前から行けたと思う」と、野澤の方が試合を見て感じた印象に近いコメントをしてくれた。

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