「プレッシャーにも勝って自力プレーオフ進出の立ち位置を奪い返した勝利」【2019明治安田生命J2リーグ第41節 岐阜1-3甲府 レビュー】
2019年11月16日 岐阜1-3甲府(14:03K.O/岐阜メモリアルセンター長良川競技場/入場者数8,511人/天候 曇 弱風/気温 17.1℃/湿度 47%)
得点者 56’ピーター・ウタカ(甲府) 64’川西翔太(岐阜) 79’ピーター・ウタカ(甲府) 79’金園英学(甲府)
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「ミスからの失点で崩れない、”後半勝負“の自信が勝利を引き寄せた」
”勝つしかない“試合の直前、プレーするわけではないのにノートに字を書く手が震えるくらい緊張することがある。岐阜戦は、試合前は緊張しなかったけれど0-0で後半に入る前に緊張してきた。手が震えるほどではなかったけれどこの種の緊張はセルフコントロールできないモノ。プレーオフ圏入り目前で迎えた岐阜戦の前半は福岡戦(2-0○)よりも重い緊張感がチームに覆いかぶさっていたと思うけれど、前半の0-0をプレッシャーにすることなく、”後半勝負“の自信を発揮できた。終盤戦に来て一定の緊張感はあっても図太さが出てきた感じが心強かった。
試合が始まってみると岐阜の影を大きく見過ぎていたのかなぁと思う内容も、難しくしてしまった前半。3分にCKの流れからクロスの入れ直しをピーター・ウタカがワンタッチシュートするもカバーに入った村田透馬が太腿でクリア。難しいボールを精確にミートした素晴らしいシュートだったが、クリアボールはバーを下から掠ったもののインしてくれなかった。これを決めて一気に岐阜のメンタルを崩したかったが、キャプテン村田の意地のセーブが立ちはだかった。
攻撃から守備に入る時の意識はよかったが、この試合も前線からのプレスを組織的にハメている感じは出せず。それでも、組織力や個の力は甲府が上という内容。心配したのは、力の差があると感じる中でやるべきことが疎かになってカウンターやセットプレーからポチョ~ンと失点すること。前半の中盤になると岐阜が段々と盛り返してきたし、岐阜がCKを取るだけでもスタジアムが沸くのでその雰囲気が嫌だった。岐阜の選手もファン・サポーターも必死に戦っていた。
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