「プレーオフ進出のターゲットを3チームに増やした、更に繋がる勝利」【2019明治安田生命J2リーグ第40節 甲府2-0福岡 レビュー】


試合前、サポーターが最高に盛り上げる演出で選手の背中を押した福岡戦。
2019年11月10日 甲府2-0福岡(14:03K.O/山梨中銀スタジアム/入場者数7,681人/天候 晴 弱風/気温 21.7℃/湿度 36%)
得点者 70’金園英学(甲府) 79’金園英学(甲府)
△○○○△△○△●○△●●○○○△●○●●○●●△○○●○○●△△○○△●△〇○
「恥ずかしいゴールと恥ずかしいセーブで価値ある勝利」
アクシデントが続いた鹿児島戦(1-1△)と京都戦(1-0○)を乗り越えた先に掴んだ2-0の勝利。7位に順位を上げてもプレーオフ圏外にいる現状は厳しいが、4位タイ・山形と水戸、6位・徳島と勝点2ポイント差のターゲットが3チームに増えたことで可能性を高めた。背中には同じ勝点65ポイントで京都と岡山がいるので前を見ても後ろを見ても”勝つしかない“という現状も変わらないが、この2チームには得失点差でリードしているので価値ある”更に繋がる勝利“だった。
福岡はボランチの鈴木惇、左ストッパーの篠原弘次郎、GKのセランテスが3連戦となったが、他の選手は入れ替えて3連戦を避ける先発。立ち上がりはお互いにシンプルにボールを動かしたが、4分あたりになると福岡はボールを回し始めた…回され始めた。ボランチの鈴木は、「グラウンドがポコポコした感じだったのでシンプルにやろうとして試合に入ったけど、甲府が前からボールを取りに来る感じがあまりなくて回せると判断した」という。鈴木とCBの菊地直哉がボールを落ち着かせて回している印象だったが、鈴木がボランチのポジションからSBに落ちてボールを受けたときに甲府は前線からのプレスがハマり難かった。

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