山梨フットボール

伊藤彰監督会見「ここ3試合、“魔の8分”じゃないですが、全部10分弱で点を取られている」【無料記事 天皇杯準々決勝 長崎2-1甲府 コメント】

「“失点してはいけない”とガチガチになっているイメージがある。我々は後がないんで、思い切って攻撃的にいかないといけない」(伊藤彰監督)

我々が目標としていた天皇杯ベスト4を達成できずに非常に残念です。雨の中、遠くまでファン・サポーターの皆様に来ていただいたが、次のステージに進められずに申し訳ないと思っています。中銀スタジアムでのパブリックビューイングに足を運んでくださった皆さんにこの場を借りて謝りたいです。どうもすいませんでした。

前半の入りというところで、我々は課題に面している…選手は一生懸命やっているが、硬さが見られるゲームだったと思っています。雨でグラウンドコンディションが悪い中、足を振られて2失点した。我々はそこから追いつくためにパワーを使わないといけなかった。ここでは選手が一生懸命頑張ってくれたし、前半のうちに1点差に追い付いてくれて、後半に勝負ができるようになった。

ただ、最後の最後のところをこじ開けることができなかった。そして、そこに至るまでのクオリティ、ゲームコントロール、僕の采配というところもありますが最後のところをこじ開けられなかったことを残念に思っています。これで我々の天皇杯は終わりますが、リーグ戦は残り5試合、昇格争いが残っている。下を向かずに次のゲームに向かってやりたい。

――リーグ戦も立ち上がりの失点が続いています。メンバーも相手も違う中で同じことが起こったが、改善のために必要なことは?

ここ3試合硬さが…もっとアグレッシブにやっていいと思っています。“失点してはいけない”とガチガチになっているイメージがある。我々は後がないんで、思い切って攻撃的にいかないといけないし、もっとアグレッシブに戦わないといけない。メンタルやチームとして全員の行動もそうですし…そのへんが少し足りない。

ここ3試合、“魔の8分”じゃないですが、全部8分に失点…10分弱で点を取られている。10分を越えればたぶん自分たちの流れは来る。全力を尽くしてアグレッシブに戦ってほしいと話をした。そこで点を取られたことで…2失点をして逆に火がついて追い上げる…じゃなくて、失点する前からやらないといけない。そこをやらせられなかったのは僕の責任だと思っています。
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