山梨フットボール

「桜島が噴火――山梨から来た記者は大騒ぎ――鹿児島の人は気にしない」【無料記事 主夫の部屋】

白波スタジアムに着いたときはバックスタンドの向こうに噴煙を上げる桜島が見えて「お~~っ」と感動。この感じが桜島をよく知らない県外人のイメージ。

 

ウォーミングアップ中、甲府サポーターの背後で結構大きな噴煙が上がって、山梨から来た記者は大騒ぎで写真を撮りまくった。噴火の音はしないし、地面が揺れる訳でもなく、静かに噴火する。試合中はなんとなく目がショボショボしたし、ノートにはうっすらと灰の粒を確認できた。でも、鹿児島市民にとっては大したことないレベル…らしい。ボールボーイの鹿児島実業高校サッカー部の選手に聞くと、大量に灰が降ると「コンタクトでなくても目が痛い」そうで、「慣れです」と、つまらないことを聞かれたような表情で教えてくれた。

 

試合中も小規模な噴煙が上がったまま。鹿児島の記者に聞くと、「今の時期は風向きが違うからこっち(鹿児島市内)にはほとんど灰は降らない。夏は酷くなる」と教えてくれた。火山と暮らす鹿児島の生活を少し感じ取ることができたことも収穫。

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