上野展裕監督「“一丸になれば戦える”という“今後”を示すことができた。どんな状況でもしっかりやると次に繋がっていくんだという試合を見せることができた」【無料記事 J2第22節 大分2-4甲府 コメント】
「“一丸になれば戦える”という“今後”を示すことができた。どんな状況でもしっかりやると次に繋がっていくんだという試合を見せることができた」上野展裕監督
今日は大雨の中、移動中に交通機関の混乱で立ち往生されたファン・サポーターの方もおられたと聞きました。それにも関わらず山梨や関東から200名を超えるファン・サポーターの皆さんに来ていただき感謝しています。中2日の試合ですが、選手はベストを尽くしてくれました。タイトなスケジュールですが総力戦で、いつもはリーグ戦に出ていない選手が力を発揮して、ベストを尽くしてくれました。試合は堀米(勇輝)、曽根田(穣)がいつもと違うポジションで得点してくれた。佐藤(和弘)も2得点。ベストを尽くしてくれました。これからも試合が続くのでいい準備をしたいです。
――立ち上がりからフォアチェックが掛かりましたが、選手にはどういう話をして送り出しましたか? また、何が良かったのでしょうか?
一番は選手が元気に溌溂と気を張って戦ってくれました。そして、前からのフォアチェック、プレスを連続してファーストディフェンダー、セカンド、サードと相手にプレッシャーを掛け続けることができた。それがこういう結果に繋がったと思います。
――前線はケガ人が多く、リンスの移籍もありました。今日は3トップが初めての組み合わせで、3人とも初めてのポジションながら結果が出たことに対する評価は?
小塚(和希)、(ジュニオール)バホスがケガ、金園英学も…。ジネイは少しずつ良くなっているが、リンスが移籍したことでこの試合は総力戦というか…“一丸になれば戦える”という“今後”を示すことができた。どんな状況でもしっかりやると次に繋がっていくんだという試合を見せることができました。
――大分がもっとロングボールを蹴ってくるのかと思っていましたが、(6-2で勝った)ホームゲーム(第16節)と同じような内容になったことについてはどう考えていますか?
片野坂(知宏)監督の考えだと思います。我々はプレッシャーを掛けるが、大分は繋ごうとした。始めの5分ほどはロングボールもあったと思います。でも、片野坂監督の“幾らプレッシャーがあってもそれをかいくぐるんだ”という考え方。ロングパスを入れながら組み立てていく。そうしてJ1に上がっていく。彼の意欲を感じました。
――ホームゲームの大分戦とは点数が違いますが、後半に体力面が厳しくなったときの修正点は?
最後までやり切る。“疲れていてもやろう”と。体力面は上がってくると思います。ハーフタイムには「シンプルにやり切ろう」、「頑張ろうと」話をしました。
――堀米選手をワントップで起用した意図は?
私の元でではありませんが、彼は(吉田達磨前監督のときに)一度やったことがあるし、起点にもなれます。そこからパスもよく配球してくれました。