「守備的が看板だった甲府がアグレッシブに戦う初めての浦和戦。カテゴリーが違う対戦だからこそ実現した“失うのもがない”稀有のチャンスをモノにしたい」【2018 JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ第1戦 甲府対浦和プレビュー】
2018年6月2日(土曜日)甲府対浦和(15:00 K.O/山梨中銀スタジアム)
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「守備的が看板だった甲府がアグレッシブに戦う初めての浦和戦。カテゴリーが違う対戦だからこそ実現した“失うのもがない”稀有のチャンスをモノにしたい」
甲府が浦和に守備的ではない戦い方を挑む初めての試合となりそうなルヴァンカップPO第1戦。甲府と浦和の対戦成績は1勝5分16敗。唯一の1勝は2011年の国立開催のJ1第22節で3-2の勝利。このシーズンは甲府と浦和が残留争いをしていて、甲府は16位で降格、浦和は勝ち点3ポイント差の15位で残留という結果だった。甲府が再昇格した13年以降は4分7敗(カップ戦1試合を含む)と引き分けることは増えたが、勝利は遠い関係。
カテゴリーが違うチームがルヴァンカップで戦うという初めてのケース。グループステージなら相手の試合を何試合も研究できるが、プレーオフステージは決まってからの研究開始。上野展裕監督は「浦和に(甲府がJ2だという)油断はないと思うし、相手どうこうよりも自分たちがしっかり準備して積極的にやりたい」と話しているが、浦和は甲府の過去の対戦成績やイメージもあって程度の差はあっても“守備的に戦ってくる弱い相手”という印象ではないかと思う。記者も含めてそういうイメージだろうし、大分戦(6-2○)くらいは見たとしても、熊本戦(4-1○)まで遡ってフルに見るような人はいないはず。つまり、いい具合にナメて貰った方が都合がいいし、鹿島戦みたいに来られるともっと都合が悪い…。17億(甲府)が80億(浦和)に挑むのだから、それくらいのアドバンテージはあってもいい。とはいえ、コッチも今季の浦和のことはよく知らない。監督交代のゴタゴタや大槻毅暫定監督のアグレッシブな風貌と勝っているのにオズワルド・オリヴェイラ監督へバトンタッチしたということをニュースで見聞きしているだけ。中2~3日の試合が続く中、J1の試合をじっくり見るような余裕はなかった。
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