山梨フットボール

「法政大の長谷川元希、関口正大が揃って先発。頼りになるベテラン・金園英学もベンチ入りでチームを勝たせる熱い途中出場があるか?」【2020明治安田生命J2リーグ第11節 琉球対甲府 プレビュー】

2020明治安田生命J2リーグ第11節 琉球対甲府 甲府先発予想布陣。

2020年8月12日(水曜日)琉球対甲府(19:00 KICK OFF/タピック県総ひやごんスタジアム)

△△△○●○〇△△△

季のアウェー移動で最も負担が大きいのが前節のA福岡(2-2△)と今節、中3日のA琉球の遠距離アウェー2連戦。5連戦のスタートは奇数グループで引き分けたのでターンオーバーの偶数グループの初勝利とアウェー初勝利を期待。

ントップ(3-4-2-1)はハーフナー・マイクかと予想していたが、経験と自信を積み上げてグッと来ている太田修介で、福岡戦(2-2△)で足りなかった裏への動き出しを増やしたい狙い。シャドーにはラファエルと来季加入が決まっている法政大の長谷川元希が並ぶ。ラファエルと太田は入れ替わりながらお互いの特徴を活かしたいところで、ラファエルのワンタッチ胸落としやゆったりボールを持つリズムを活かして他の選手の動きを引き出したい。

して、興味深いのは長谷川の先発。水戸戦(2-2△)は途中出場で戦えることは証明しており、先発でどんなプレーを見せるのか。今週話を聞くと「水戸戦はチームがリードしている状況でピッチに入ったのに勝てなかった。もう少しミーティングの内容を理解できていれば(失点に繋がる場面で)カバーができた。プロデビューの記念試合ではなく、勝つことに貢献したい」と覚悟を持ったコメント。

僚で今節右WBで先発する関口正大は法政大サッカー部のキャプテンで、長谷川は閑職の”ユニフォーム係(新入生のジャージ等のサイズを測って注文したら1年間の仕事が終わり…らしい)”ということだが、しっかりした話をするもんだと感心する。そして、水戸戦で感じた強烈な印象についても話してくれた。「オミ(山本英臣)さんのようなベテランが試合が終わって倒れ込むほど戦っていた。その姿が印象的だった。今、チームは3試合連続の引き分けで、引き分けをポジティブに受け止めることもできるけれど勝ち点6を失ったともいえる。僕にはその中の2ポイント分(水戸の引き分け)の責任がある。やられた場面は僕がカバーできたところだったけど、誰も僕を責めなかった。だからこそ責任を感じる。シビアなところを突き詰めることができていたらもっとやれたと思う。大学サッカーも厳しいけれど、突き詰められてなくてもやれてしまう面もある。プロの試合は一瞬の隙が違うと感じた」という。

先発で長谷川元希が見せるプレーにも注目したい。失敗を恐れず、積極的にプレーするワクワクから何が出てくるのか楽しみだ。

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