ヴォルティススタジアム

【徳島vs大宮】吉田達磨監督記者会見コメント「負けるべくして負けた試合だったと思います」

■明治安田生命J2リーグ 第36節
9月24日(日)徳島 0-1 大宮(16:03KICK OFF/鳴門大塚/5,613人)
得点者:6’室井彗佑(大宮)
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〇吉田達磨監督
負けるべくして負けた試合だったと思います。久しぶりのデーゲームで5,000人を超える方に来ていただいて、僕たちも必死でしたが相手も必死でした。当たり前ですがプロの試合なので、必死なもの同士が戦って先にリズムが掴めないこと、さらにその中で失点をするかしないかはすごく大きな所ですが、今日はリズムが上手く掴めずボールロストやヒヤッとするシーンが続いた中で、流れを自分たちのものにすることができないまま失点してしまいました。

大宮さんの戦い方を考えれば、先に点を取られればああいう展開になるだろうと予想できました。それでも1点差なので重さを感じずにコツコツと相手陣内に入って攻撃を仕掛けて、カウンターを食らわないようにすることが必要な試合でしたが、パスのズレや技術的なシンプルなミスで上手く流れが掴めなかったと感じています。シンプルに形勢をひっくり返すとか、長いボールを使ってセカンドボールを拾うとか、そういった選択肢をやはりサッカーの中では持っていなければいけないと痛感しています。

僕の指示や指導がおそらくしっかりと伝わっていなかったことに尽きると思いますが、将棋やチェスをしているのではなく、サッカーの試合をしているということを選手たちと共有しなければいけない、それを思わせる前半の立ち上がりでした。

プレッシャーがかかった中で技術的なミスが出ることはあると思います。けれども、失点するまでのフラストレーションや上手くいかない時や何か違うぞとなった時にどう切り替えていくのかだと思います。”フラストレーションと一緒にサッカーをした。”前半に失点するまでの時間が今日の全てだと思います。
とはいえ選手にも同じような話をしましたし、プロとしてサッカーをしている以上すぐに試合はやってきますから、今日の振り返りは彼らの中に十分あると思います。大宮戦を振り返るというよりは次の熊本戦に向けていい景色が見られるように、チーム全員で頑張っていきたいと思います。

Q:「フラストレーションが溜まるような入り方をしてしまった」ということですが、おそらく大宮が想定違う守備のやり方をしてきたと思います。その辺はいかがでしたか?

そこは皆さんの突きどころかもしれませんが、3バック(もしくは5バック)で入ってくると思っていました。4-4-2というのは非常にオーソドックスで、大宮の伝統的なスタイルですが、僕たちは何百回何千回と4-4-2でやってきているわけですから、それで慌てることにはならないはずなんですけど、やはりちょっとした、あれ?というのがあったことは否めないと思います。ただ、人が繋がる中で動くということでは、こちらのシステムや相手のシステムはほとんど関係ないですし、相手がどう来るのかわからないということは毎回僕が言っていることです。それはもう一度、あらゆる中でスペースを見つけるとか、相手がマークに来ていると思ったらマークを外すとか連れていくとか、サッカーのごく基本的なことを、熊本戦に向けてはその時間がありませんが、しっかりと選手達と共有してやらなくてはいけないと思います。ただ想定と違ったのは事実です。

Q:FWの選択について、今日渡選手を起用した理由は?

まずは練習を見て誰のコンディションが良いのか、あとは大宮さんのラインを壊すためには中間ポジションから飛び出して相手を後ろ向きにさせることが必要だと思っていました。当然、森海渡という選択肢も僕たちにはありましたが、お互い疲れてきた中で相手にダメージを与えてから森海渡を(投入するプラン)というのが最初の失点で少し難しくなりました。

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