ヴォルティススタジアム

べニャートラバイン監督「隙を見せないように試合に臨みたい」柿谷曜一朗「もう一回応援してくれる人たちに戦っている姿を見せないといけない」森昂大「優先順位をしっかりつけて、個人やチームで抑えていきたい」ーJ2第29節・千葉戦に向けたコメントー

■明治安田生命J2リーグ 第29節
8月6日(日)徳島vs千葉(19:00KICK OFF/鳴門大塚)
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〇ベニャートラバイン監督
Q:前回対戦時と今の千葉の印象について
前回対戦では引き分けでしたが、それまで対戦した中では一番自分達が圧倒された相手でした。いい選手も多いですしその印象は今回も変わりません。ただ千葉に限らずJ2にはどの相手にも同じような感覚がありますし、簡単な相手はいません。

Q:千葉は見木選手が出場停止となりますが、その影響はありますか?
見木選手は千葉の中でも重要な役割を担っている選手だと思います。別のやり方をしてくるのか、似たような選手チョイスしてくるのかは相手にしかわからないことです。ただ、どちらにしても脅威になることは変わりありませんし、自分達が準備しなくてはいけないことが複数あります。彼がいないからと言って力が落ちるとは思いませんし、藤枝戦でもそうでしたが、主力選手が出場停止でも自分達が優位になるわけではないので、そういった隙を見せないように試合に臨みたいです。

Q:前節の試合後の会見で『相手のプレスのかけ方を想定していたが、その想定を超える事ができなかった』とおっしゃっていましたが、そういった試合が続いています。前進するための改善策は今週の練習の中で見えましたか?
チーム全体としてその改善策を取り組んできています。前節についても彼らのプレスから抜け出す術がなかったわけではなくて、ボールを付けることができなかったり付けた先でミスが起こって失うことがありました。そういった自分達のエラーを起こさないために、次の手を考えて練習に取り組んできました。

〇柿谷曜一朗選手
Q:最近の試合ではボールが前に運べなくなっていると感じます。どのように改善していきたいと考えていますか?
繋ぐ部分とリスクを追わない部分の判断がここ数試合は特にできていないと感じています。サッカーに不格好なことはないと思っています。ただスタイルの部分で言えば、大きくクリアすることの意味をもっと引き出せれば、使い分ける判断ができるようになると思いますし、まだまだチームとして未熟な部分が出てしまっていると思います。

勝つために自分達が何をすべきか考えるべきだと思いますが、では何をすればいいのかという話になると思います。相手に競り負けないとか、相手よりボールを多く持つ、そのためにポゼッションは大事ですが、それ以前にセカンドボールを拾うとか。それは今に始まったことではないですが、強いチームはそのようなちょっとしたことの差で勝点を拾っている印象があります。

ビルドアップができないから別のことをしようというという考えは僕にはありません。それ以前に勝ちにこだわってやっていく。それは90分を通しての勝ちはもちろんですが、一瞬一瞬のバトルのところで、迫力を持って1人1人がやっていくことが今は大事だと思います。

今週、キャプテンの石井選手を含めてそういう話をチームにしてくれました。今、チーム一人一人は責任感を持ってしっかり準備していると思います。今までやってきたことを何もしないわけではないですが、本当にもう一回応援してくれる人たちに戦っている姿を見せないといけないです。そういうところかなと思います。

Q:今までも怠っていたわけではないと思いますが、改善の余地があるということでしょうか?
改善すべきポイントは言い出せば切りがありません。やっぱり結果が出ていないからなのか、結果が出ていたとしてもまだまだかなと思います。それでもシーズンは進んでいくので、それでも勝点を積み上げていかないといけないのがプロです。1人1人が自分の理想通りに試合が進むわけではないので、なかなか厳しいリーグだからこそ1人1人が助け合っていかないといけないと思います。誰かがミスしたら誰かのせいにするんじゃなくて、そういったちょっとしたところだと思います。

今回対戦する千葉に関しても、今勢いもありますし。開幕から調子が悪い中でも自分達のサッカーを貫いてここまで調子を上げてきている分厄介な相手だと思いますけど、自分達の迷いを吹き飛ばすためには、まず勝たないと何も始まらないと思うので。それに向けて自分は準備していますし、試合に向かうメンバーのマインドもそういう意識に変えていければと思います。

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