ヴォルティススタジアム

【東京Vvs徳島】ベニャートラバイン監督記者会見コメント「引き分けを勝ちに持っていけるような状態を作っていきたい」

■明治安田生命J2リーグ 第26節
7月15日(土)東京V 0-0 徳島(18:03KICK OFF/味スタ/6,646人)
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○ベニャートラバイン監督
互角の試合内容でした。東京の暑さは事前に聞いていましたが、実際にベンチに立っていても独特の暑さを感じました。これだけ暑いと試合のリズムに影響が出るような、プレーをする選手にとっては大変な暑さだったと思います。
45分~60分間は相手がボールを握る展開で苦しい試合展開でしたが、エウシーニョ選手が途中から入ってから、4枚気味にしたところから右のエウシーニョ選手と左の安部選手のところから上手く前進できるようになり、そこからはどちらにもゴールを決められるチャンスがあったと思います。妥当な勝点1だったと思います。

Q:6試合勝利が無い状況について。
事実としてそういう事だと思います。直近の17試合で言えば3敗していて9分しています。その9分のうち6~7試合は勝ちに持ってこれた試合だったと思います。そういった試合を引き分けにしてしまっているのは偶然ではないと思っています。メンタリティが足りなかったり勝ち切る力がなかったり、そこの部分は自分も痛感していてチームにも共有しています。その部分を埋めて引き分けを勝ちに持っていけるような状態を作っていきたいです。

Q:エウシーニョ選手について。見ていて攻守ともにワクワクしました。彼の評価を教えてください。
私より皆さんの方が彼のプレーを良く知っていると思います。全てにおいてレベルの高いプレーヤーですし、試合を戦う上で重要な選手です。彼が戻ってきて来てくれた事を嬉しく思います。ただいきなり戻し過ぎるよりも少しずつチームに加えながら、彼の能力をチームに上手く反映していきたいです。

Q:前半からなかなかシュートシーンへ持っていけなかった印象でした。もっとこうしたらよかったという点はありますか?
試合結果を左右するのはエリア内での攻防だと思います。事実、チームとして前進する運び方などは築き上げてきている部分は見えていると思います。ショートパス、ロングパスを織り交ぜながら足元だけでなく進入することはできています。ただ相手エリア内で仕留め切る力や、逆に自分たちの守備のエリア内でミスで相手にプレゼントせずにタフに跳ね返す力は、よりハングリーにやっていかなくてはいけないと自分自身もチームとしても感じています。

Q:攻撃ではボールを持つ位置が低すぎると感じました。監督はどう感じていますか?
足元に付け過ぎるパスが多くなった時に、相手は高い位置からそのままプレスへ来ています。それを回避するために、相手をひっくり返すような背後のスペースへのボールも織り交ぜていかなければいけないと思います。そういった事をする事で、相手も高い位置からプレスができず、もう少し自分達が最初から前進した状態でボールを運べるかなと思っています。逆に相手ゾーンに押し込んだ時には急ぎ過ぎてラストパスを狙いすぎたり、相手が動いていない状態で裁く形がすごく多いと思います。もっと相手を締めさせたり相手を動かすような運び方をしてからボールを動かして崩すという、そういった部分を改善していかなくてはいけないと思います。

Q:今日出場したFW陣はシュートゼロでした。FW陣がシュートを打てるようになるために必要な改善策は?
もちろんそういった事は事実だと思いますが、流れもあると思います。森海渡はゴールを量産していた時期もありましたし、試合の中で決定機が訪れない試合もありました。途中から出た棚橋も試合の入りも悪くなくて試合に絡んでいったと思います。中盤で起用された坪井に関しても、チームに今後も貢献してくれる能力の高い選手だと思っています。ただ最後のエリアに近づいた時に仕留めきる力、やり切る力をチーム全体としてつけていかないといけないと思っています。

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