ヴォルティススタジアム

【磐田vs徳島】ベニャートラバイン監督記者会見コメント「プロの監督として初めての勝利なので本当に嬉しいですし欲していた勝利でした。ただこの勝利があったからといって、選手達に伝えるメッセージは何も変わりません」

■明治安田生命J2リーグ 第12節
4月29日(土)磐田 2-3 徳島(14:03KICK OFF/ヤマハ/9,280人)
得点者:2’森海渡(徳島)20’柿谷曜一朗(徳島)53’松原后(磐田)60’柿谷曜一朗(徳島)86’松本昌也(磐田)
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〇ベニャートラバイン監督
本当に苦しい試合でした。個人としてもチームとしても本当に能力の高い磐田との試合で、難しい試合になることはわかっていました。
自分たちが早い時間帯に先制し、2点目を取ることができたのが今までの試合との違いでした。今までの試合でもそういったチャンスはありましたが、決め切れず難しくしてしまいました。もちろん苦しむ時間帯もありましたが、2点先制したことで、ある程度落ち着いてコンロールされた中で試合を進める事ができたと思います。

Q:おめでとうございます。(質問した記者自身も)ちょっと泣いてしまいました(笑)。
(笑)。ロッカーでも涙を流している選手もいましたし、きっと多くの人がそういった感情を持ってくれたと思います。もちろん自分たちが一番勝ちたいと思っていましたし、それを応援してくれている皆さんも本当に勝って欲しいと思い続けてくれていたと思います。長く待たせてしまいました。ただこの勝利で大きく変えるわけではなく、やることは変わりません。この勝利でチームがより一つになる要素になればいいなと感じています。

Q:初勝利の気持ちを教えてください。
プロの監督として初めての勝利なので本当に嬉しいですし欲していた勝利でした。ただこの勝利があったからといって、選手達に伝えるメッセージは何も変わりません。結果よりも重要な事が多く存在していると思っていますし、その事も選手に伝えています。結果よりも重要な事を突き詰めていく事で、結果に反映されやすくなるという考え方は変わりません。自分たちのやるべき事を今後もしっかり続けていきたいと思います。

Q:初勝利まで苦しい道のりでした。監督自身、精神的にきつい時期はありませんでしたか?
勝てていないので多くの人がそういった事を聞いてくれますが、自分の気持ちが落ちる事は全くありませんでした。自分の考えているプロフェッショナルの姿は、こういった難しい状況を成長する段階と捉えられるかどうかだと思っています。その難しさの中で成長している実感を持ちながら仕事をする事がプロフェッショナルの姿だと思っています。
難しい局面に陥った時に2つの選択肢があると思っています。諦めるか、今成長している段階と捉えて毎日前進するかの2つだと思います。自分は常に後者を選びたいと思っていて、後者を常に選びたいと思っているので、そういった気持ちで過ごしてきました。

Q;勝利が決まった瞬間、選手が監督の元に集まり抱き合っている姿が印象的でした。
自分も本当に感情的になった瞬間でしたしそういった選手達と一緒にできる事を幸運に思います。このような人数のメンバーで戦う事はヨーロッパではほぼないですし難しいこともありますが、こういった集団で一緒にできることが本当に幸運だと思います。先ほど言った結果よりも重要な事があるという事のその1つが、一緒にしている選手たちの素晴らしさだと思います。

Q:試合についてお聞きします。チーム全体で前進する意識を強く感じました。新しく採用している3-5-2のシステムについての評価を教えてください。
前進する意識を持ちながら大胆に戦ってくれたと思います。ただ相手のホームという事で逆転するために圧をかけてくる試合になることもわかっていました。もちろん苦しむ時間帯もありましたが、ピッチ内では慌てずにコントロールしながら試合を進める事ができたと思います。

Q:後半は奪った後に無理に速攻へ行きませんでしたが、これは意図的にやっていたことでしょうか?
もちろん勝利が重要であることには変わりがないので上手く判断できたと思います。

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