【徳島vs岡山】ベニャートラバイン監督記者会見コメント「先制し、そこから2点目、3点目を奪ってゲームを閉めるようなチャンスを多く作りましたが追加点が取れず、逆にセットプレーで勝点を失うゲームとなってしまった」
■明治安田生命J2リーグ 第25節
7月9日(土)徳島 1-1 岡山(19:03KICK OFF/鳴門大塚/8,293人)
得点者:78’柿谷曜一朗(徳島)89’木村太哉(岡山)
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○ベニャートラバイン監督
ゲーム入りからしっかりやれたと思います。ビルドアップでは白井選手と杉本選手を見つけながら前進することができました。そこへ刺すパスが少しずれた時にカウンターを受けクロスバーへ2度当てられるシーンがありましたが、悪くない前半だったと思っています。
後半はより良い入り方をし、相手のゾーンへ押し込みながらゲームを進め、失った後も速い奪回から連続して攻めるサッカーができたと思います。先制し、そこから2点目、3点目を奪ってゲームを閉めるようなチャンスを多く作りましたが追加点が取れず、逆にセットプレーで勝点を失うゲームとなってしまいました。
Q:立ち上がりから感触は良かったと思いますが、途中からボールを持たされているかのようにも見えました。監督はどう感じていますか?
確かにそのような状況もありました。自分たちの簡単なパスミスから櫻川選手にクロスバーへ当たるシュートを打たれたシーンから、少しバタついた時間が続いた印象です。
Q:後半開始から坪井選手を投入しましたが、何を変えようと考えたのですか?
坪井選手を入れた意図は、相手SBが西野選手に食い付いて来ていたため相手SBとCBの間が大きく割れる場面があったので、そこへランニングし相手の守備矢印を折る前進の仕方をしたかったからです。もうひとつは児玉選手がボールを受ける場面で背後からプレッシャーを受けるシーンがかなり多く、それは彼の得意な形ではありません。坪井選手はしっかりと相手をブロックしてはたいたりターンすることができるという点からのチョイスです。そして後半何度かあったように、奪ったボールを自分が運んだり、相手選手を追い越してゴール前に入っていく迫力やスピードやパワーが彼にはあると思ったので投入しました。
Q:リーグ戦を折り返しましたが、勝ち切れない状況が続いています。順位的に勝点1も重要な今、どのようなことを考えながら戦いましたか?
折り返しを過ぎ、自分たちは勝点に対してもっとこだわっていかなければいけない状況で、それは選手とも共有していますしそのように進んでいます。選手にも以前に話しましたが、前半戦の多くの引分けは自分たちが引き分けに持っていったというより、勝っているゲームを引き分けにしてしまった数の方が多かったです。勝点1を選ぶという戦い方ではなく、勝ち切るために、勝っているゲームをそのまま閉めるということにこだわってやっていきます。