ヴォルティススタジアム

【徳島vs仙台】ベニャートラバイン監督記者会見コメント「守備の優れている仙台にビハインドの状況になりましたが、チームが一丸でゴールを目指し同点にしたことには満足しています」

■明治安田生命J2リーグ 第3節
3月4日(土)徳島 1-1 仙台(14:03KICK OFF/鳴門大塚/5,553人)
得点者:52’菅田真啓(仙台)90’坪井清志郎(徳島)
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〇ベニャート ラバイン監督

自分の求めているプレーが多く出た、良いゲームだったと思っています。特に前半は主導権を握って左右へ大きく揺さ振り、必要な時には縦へのボールを差し込みながら大きなチャンスを作りました。またボールを持っていない時も前から圧力をかけて、攻守の両面で主体的にゲームをコントロールできていました。後半の入り方も悪くなかったのですがセットプレーから失点してしまいました。ここは改善しなければいけない点のひとつです。守備の優れている仙台にビハインドの状況になりましたが、チームが一丸でゴールを目指し同点にしたことには満足しています。もちろん、もっと得点して勝てたという感触も残っていますが、選手たちが見せてくれたプレーは良い成長段階にあると思います。

Q:ビルドアップに多くの工夫が見られた今節ですが、もう少し詳しくお話しください。

チームには良い選手が揃っています。彼らの能力のおかげで、用意した幾つかのオプションを理解し、上手く表現してくれたと思います。特に前半で言うと浜下選手は右サイドで非常に良い働きをしてくれました。ボールを持っている時はもちろん、失った瞬間はすぐに切り替えて奪い返し、相手エリア内に押し込むような準備をしてくれていました。また柿谷選手が相手アンカーの脇に落ちて、そこからチームがボールを前に運べるようになるシーンが多くありました。ただし、それでファーストラインは越えるのですが、さらにビッグチャンスを作れたかというと、そうではありません。そのような大きなチャンスを数多く作るということには、引き続いて改善していきたいです。

Q:失点場面、監督の目にはどう映りましたか?

まだ映像を見ながら完全に振り返れていないので暫定的なコメントになりますが、白井選手が本来いるべきポジションよりも少しボールに寄ってしまったのかと思っています。シーズンを通して、セットプレーで勝敗が決まるようなゲームは直していかなければいけないと思います。

Q:特に終盤は攻撃に人数をかけていました。勇敢とも一か八かとも取れますが、監督の中ではどちらに近い考えですか?

プレーの中で、選手たちには多くの大胆さを要求しているので、まずは自分が一番大胆な選択をしなければいけないと思っています。私が大胆な選択をしたために、終盤はスアレス選手がギリギリで止める場面が何度かありました。もし止められていなかったら、結果は大きく変わっていたと思います。しかし私は、大胆さを出さないプレーは、失うものの方が多いと考えています。

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