ヴォルティススタジアム

【水戸vs徳島】ベニャートラバイン監督記者会見コメント「背後のスペースをもっと突いていかなくてはいけない試合だった」

■明治安田生命J2リーグ 第24節
7月5日(水)水戸 3-1 徳島(19:03KICK OFF/Ksスタ/2,349人)
得点者:7’坪井清志郎(徳島)52’松田佳大(水戸)70’安藤瑞季(水戸)73’松田佳大(水戸)
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○ベニャートラバイン監督
前半20分ごろまでの試合の運び方は悪くなかったと思います。
左サイドの安部選手の前方のスペースからいい前進をすることができました。その空いたスペースを西谷選手や杉本選手が上手く使いながら前進することができました。先制点を取った後にも2点目を取れるチャンスを作ることができました。ただその後は西谷選手のポジションが低くなったところでプレスを一気に受けるようになってから試合を難しくしてしまったと思っています。

Q:連戦を見越した上での選手起用について
自分が与えたというよりも彼らが勝ち取ったものです。坪井選手にしても棚橋選手にしても、出場機会の多い西野選手にしても、若い選手達ですがポテンシャルのある選手達です。特に今日プレーした選手達は、これまで出場機会は少なかったですが、自分もいるんだというチームの中でのポジションを一歩前進させるプレーを見せてくれたと思います。
いい成長をしていますし、もちろん改善しなくてはいけない部分もあります。そのために自分たちもいるので、彼らのキャリアがもっといいものになる成長を日々見せてくれていると思います。

Q:前進を阻まれたりセカンドボールを奪われたりする場面が目立ちました。どういった現象が起きていたのでしょうか?
はっきり言えば、今日の試合の戦い方が良くなかったと思います。自陣で何十本もパスを回す試合ではなくて背後のスペースをもっと突いていかなくてはいけない試合だったと思います。そこがチームとして上手くいかなかった要因だと思います。

Q:順位的には厳しい状況です。
これは選手にも伝えましたが、もちろん今の順位は全員が満足している結果ではないので、常に上を目指し続けます。またサッカー選手である以上、勝つ時も負ける事もあります。負けた時にどういった振る舞いができるかが今自分たちに必要な事だと思います。シーズン当初は今よりも厳しい状況に立たされていて、そこから1つずつ成長していって今上を全員で目指している状況です。明日から選手には顔を上げて次の試合の準備をすることを求めています。それは選手だけでなく自分も監督としてそういう姿勢で全員を引っ張っていきたいと思います。

次の試合では選手達が今日の試合を教訓にして、成長の糧にした事をサポーターの皆さんに証明してくれると思います。いい準備が全員でできると思っています。

Q:先ほど「西谷選手の位置が低くなった」という事でしたが、その原因は何だと思いますか?
もちろんどの試合でも下がったポジションを取ることもありますし、高いポジションを取ることもあります。本人が調整したり、ベンチからの指示で調整することもあります。
今日のスタートは高い位置を取って、そこから上手く前進することができました。ただ相手もそこを警戒して守備の追い方や後ろのスライドを変えてきたので、自分達ももう一手を打つ形で背後を狙うことで相手をもっと引き出す狙いがありました。ただ今回で言えば正解ではなかったと思います。自分ももう一度試合を分析して、どういった現象が起こっていたのか理解して選手達にもフィードバックしたいと思います。

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