ヴォルティススタジアム

【徳島vs町田】ベニャートラバイン監督記者会見コメント「守りの堅いチームに対して前半からチャンスを作れたこと、また失点して追う立場になってからも自分たちの戦い方を変えずに準備してきたことをしっかりと出し続けたこと、選手たちは素晴らしい活躍をしてくれました」

■明治安田生命J2リーグ 第18節
5月28日(日)徳島 2-1 町田(14:03KICK OFF/鳴門大塚/5,884人
得点者:43’エリキ(町田)74’森海渡(徳島)80’柿谷曜一朗(徳島)
———-

○ベニャートラバイン監督
率直にすごく嬉しいです。首位のチームですし、タフな相手に対して勝てたことを非常に嬉しく思っています。勝利という結果もそうですが、ここまで8失点という守りの堅いチームに対して前半からチャンスを作れたこと、また失点して追う立場になってからも自分たちの戦い方を変えずに準備してきたことをしっかりと出し続けたこと、選手たちは素晴らしい活躍をしてくれました。
そして、最後まで声を枯らして応援を続けてくれたファン・サポーターの皆さんに、この場からですが感謝を伝えたいです。どうもありがとうございました。

Q:前半からビルドアップが上手くいっていましたが、どのような工夫がありましたか?

3枚でビルドアップする我々に対して、相手は2トップがプレッシングに来るとわかっていたので、両サイドのCBがボールを持つ時には前向きで受けられる時間がありました。そうすると相手のSHがそこへ速く寄せてくるので、我々のWBの立ち位置を上下させ、ボールを受けた時に前進できるポジションを取るように指示を出していました。また、相手SHが速い寄せをしてくることで、今度は中盤で4対3という我々に有利な状況にもなりました。そういうことで、前向きの選手を上手く作ることと、ライン間で現れることでくさびのパスが通りやすくなるだろうと準備をしていました。

Q:試合を通して見える連動した動きにチームの成長を感じますか?

もちろん成長していると思いますが、まだ成長段階であり完成形ではありません。試合中にボールを持っている時間は2分にも満たないので、それ以外の時間、ボールを持っていない時にプレーでかかわる重要性を毎日のトレーニングで選手たちに伝えています。その理解が少し進んできたので、ボールを持っていなくともプレーに関与している感覚を得ているというのが、自分としては成長なのかなと思っています。

Q:サポーターの喜ぶ姿はどのように映りましたか?

本当に喜んでくれていると思います。待たせてしまったこともありますし、あのように喜ぶ姿を見られるのは我々にとっても嬉しいことです。ただ、自分たちは喜ぶのではなく、そこから深く考察することが勝ったときほど大切だと思います。

Q:今季初の逆転勝利でした。1点リードされていたハーフタイムにどのような指示を出しましたか?

前半から感触は良かったので、大きな改善点や強い修正は伝えていません。ただ、西野選手にボールが入った時に、そこからの前進が少し欠けていたと思ったので、そこからの前進を伝えたくらいです。それ以外は良いポジションを取りながら良い前進の仕方をチーム全体でしっかりとできていたので、これを続けていくだけだと伝えました。
劇的な勝利ですが、本当はハラハラせずに勝つことが重要だと思います。今日の試合でも、他の試合でも、先制できそうでできなかった試合は数多くあるので、その辺を改善しながら進んでいければと思っています。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ