ヴォルティススタジアム

【徳島vs町田】フォトレポート:今季初の逆転勝利。プレーオフ圏内への望みをつなぐ。

■明治安田生命J2リーグ 第39節
10月1日(土)徳島 3-2 町田(16:03KICK OFF/鳴門大塚/4,932人)
得点者:28’長谷川アーリアジャスール(町田)34’杉森考起(徳島)38’太田修介(町田)64’内田航平(徳島)71’エウシーニョ(徳島)
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リーグ戦も残り4試合。昇格圏内入りへ1つも落とせない試合が続く中、今節は11位FC町田ゼルビアの対戦となった。
スタメンは前節から1人変更。前線には仙台戦以来となる藤尾が入った。

勝利が求められる一戦ということもあり前半からお互いに攻め合うシーンが多くなるが、「前半は戦術云々ではなく、我々に動きのインテンシティが全く足りなかった(ダニエル監督)」と話す通り町田にチャンスを作られると、29分、ビルドアップのボールを引っ掛けられドゥドゥにボールをキープされると、最後は長谷川に決められ先制点を奪われてしまう。しかし34分、右サイドでエウシーニョが起点となると、こぼれ球を拾った杉森がドリブルでカットインから強烈なシュートで同点に追いつく。直後の38分、平戸のスルーパスを受けた太田修介にゴールを許し、再びリードを奪われてしまう。

1-2で迎えたハーフタイム、「デュエルで勝たなければいけないことを選手に伝えました」と選手を鼓舞し、後半の頭から長谷川雄志と新井直人の投入を決断した指揮官。

ビルドアップに長谷川が加わり、前半よりも長いボールを使い両サイドから攻撃する場面が増えるようになると、65分、エウシーニョがいい位置でFKを獲得する、。児玉がGKとDFの間に入れたボールに内田が相手に掴まれながらも足を伸ばし合わせ同点に追いつく!

スタジアム全体の後押しで逆転を目指すヴォルティスは72分、エウシーニョが起点となり児玉を経由し左サイドの新井へ展開。新井の柔らかいクロスに杉森がオーバーヘッドシュートを狙うと、こぼれ球をエウシーニョが蹴り込み逆転に成功する!

リードを奪った中で、町田に攻めこまれる場面も作られるが、チーム全員で防ぐと、85分には西谷が相手選手をかわしクロスを入れチャンスを作るなど、最後まで攻撃の姿勢も崩さずタイムアップ!
今季初となる逆転勝利を挙げ、暫定ながら6位・仙台との勝点差を3とした(※仙台は2日に水戸とデイゲーム)。

「今は長崎戦のことだけを考えています。その中で徳島の技術やフットボールの流れを展開していけるようにしたい(ダニエル監督)」
「勝ち切れない時期もありましたが、まだプレーオフに向けて誰も諦めていません。最後まで全力で戦う(杉森)」
「ようやくチームが成熟してきて、J2で一番力のあるチームになっていると思います。残り試合を全部勝つことでそれを証明し、今目指しているプレーオフにもつなげていければと思っています(西谷)」。

選手スタッフが一丸となり、強い決意を胸に残り3試合+αに臨む。

□試合フォト

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