ヴォルティススタジアム

【フォトレポート】プリンスリーグ開幕戦、玉城監督の初陣を逆転勝利で飾る

プリンスリーグ四国 第1節
4月2日(土)徳島ヴォルティスユース 3-1 徳島北高校
得点者:54分 斎藤恵人 64分 藤原優志 82分 西川大翔
※徳島ヴォルティスのみ掲載
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開幕戦の相手は今シーズンより昇格した徳島北高校。プレミア参入を目標とする徳島ヴォルティスとしては白星発進で好スタートを切りたい一戦となった。

先発はGK湯浅、井上、西川、佐藤、松村、新田、藤原、柴田、斎藤、高山、前川の11人。前半はボールを支配するも、決定機をつくれずに我慢の展開となった。

19分に藤原がミドルシュートを狙うとクロスバーに直撃した。徐々に得点の匂いがしてくると、32分に藤原のドリブル突破からPKを獲得。しかし藤原が蹴ったボールは枠に嫌われ、先制とはならなかった。得点を奪えずにいると一瞬の隙から前半終了間際の45分に失点。1点リードを許して後半を迎える。

後半、前への意識が高まり相手の陣地でプレーする時間が増えた。迎えた54分、右サイドで斎藤がドリブルで仕掛けると右足を一閃、ボールはゴールに突き刺さった。そして64分には藤原が中央をドリブル突破からシュート。PK失敗の汚名を返上する逆転ゴールを挙げた。負傷交代でメンバーが急遽代わっても、動じることなく臨機応変にチームで対応。82分にはハーフウェーラインから西川がロングシュート。相手GKの頭上を通過しゴールに吸い込まれダメ押し点。試合はそのまま終了し、開幕戦を逆転勝利で飾った。

玉城 航監督
「開幕戦でメンタル的にも難しくアクシデントにも見舞われましたが、選手たちがまとまってプレーし、勝てて良かったです。ボールサイドで同数にすることをコンセプトにサッカーをしていましたが、それができずに前半終了間際に失点をしてしまいました。開幕前におこなった遠征でかなりタフに戦ったので体が重い選手、開幕戦で思いが強すぎて空回りしてしまった選手がいました。ハーフタイムには『チームのために当たり前のことをやろう』と話しました。ビハインドなど難しい状況を選手たちで乗り越えてくれて良かったです。
(試合前後で『チームで』という言葉をかける場面が多かったですが、その思いは?)いいチームの中でいい選手が育つと思います。チームとして取り組み団結して戦うことで成長し、プロへ繋がると思います。
今年のチームは情熱的な選手が多いと思います。選手それぞれに表現の仕方はありますが、サッカーに対する熱、チームへの熱が強いと思います。今シーズンはプレミア参入を目標にしています。僕たちは強いチームだと思っていないです。だからこそ、練習や試合など一戦一戦に全力を注ぎたいと思っています」

新田 洸成選手
「前半は緊張している選手もいて、チームとしてかみ合わないことがありました。ボールは持てていましたが、チャンスをものにできず、苦しい時間帯に失点してしまいました。失点後、チームは下を向くことなく、立ち上がりから前への意識を高めてプレーできました。失点したからと言って、引くのではなく前にいこうとをハーフタイムで話しました。後半は、全員がチームのためにという意識が強くなり、一つ一つの球際などのプレーの強度があがりました。今日はキャプテンマークを巻き、責任感を感じてプレーし、チームの勝利のために貢献することを考えました。プリンスリーグ四国を優勝して、プレミア参入を目標にしています。全勝するために、1試合1試合、目の前の試合に立ち向かいたいと思います」

藤原 優志選手
「前半は自分たちのスタイルであるボールを大事にするというサッカーができていましたが、前半終了間際に失点してしまいました。ハーフタイムには、1点リードされている状況でより一層ゴールに向かおうとベンチで話し合いました。前半に自分がPKを外してしまっていたこともあり、3年生になって自分が試合を決めたいという気持ちで後半に臨みました。ゴールシーンは、ゴール前で自分が持った時に決め切るという気持ちで、最後まで自分でボールを運んで決めることができました。全勝でプレミアリーグに昇格することがチームの掲げている目標で、そのためには個人としてチームを勝たせる、試合を決められる選手になりたいです」

斎藤 恵人選手
「前半は自分のプレスの弱さで失点につながってしまったところがありました。ハーフタイムではポジショニングなどの話もですが、気持ちの部分、試合に対する熱量の部分の話が多く出て、後半は全員が熱量を上げて逆転につながりました。得点の場面では、自分で取り返したいという気持ちと勝ちたいという気持ちを出せました。今年の一番の目標は、プレミアリーグに昇格することなので、この後の試合も勝ち続けていきたいです。個人としては、サイドの選手なのでとにかく仕掛けること、得点に絡むこと、そしてチームに欠かせない選手になることを目指して今年1年頑張りたいです」

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