ヴォルティススタジアム

【水戸vs徳島】試合フォトレポート:ビハインドを跳ね返せず、J1昇格は次節以降へ持ち越し。

■明治安田生命J2リーグ 第39節
12月6日(日)水戸 1-0 徳島(14:04KICK OFF/ksスタ/3,325人)
得点者:62’平塚悠知(水戸)
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今節水戸に勝利すればJ1昇格が決定する大一番。スタメンは前節から3人変更。DFに内田、出場停止明けの小西、浜下瑛が2試合ぶりに名を連ねた。

試合序盤、水戸の前線からの激しいプレスをかわし、相手DFの背後を狙いながら徳島がチャンスを作る。
4分に最初の決定機、右サイド岸本がドリブルで中へ切り込みシュートを放つも惜しくもポストに阻まれると、6分には西谷のドリブルから浜下が垣田とのワンツーからシュートを狙う。11分には西谷のドリブルからのクロスに垣田がニアで合わせようとする。14分には相手のパスミスを拾ったところから最後は西谷がシュートを狙う。20分には西谷の展開か岸本が丁寧なクロスを入れるが渡井にはわずかに合わず。

しかし徐々に水戸にボールを持たれピンチが増えていく。飲水タイム直後には、パスミスからボールを奪われ山田が抜け出される決定機を作られるなど、その後も相手にゴールを迫られるシーンが続く。結局前半は0-0で折り返すこととなる。

ハーフタイム2選手を交代。渡井と福岡に代えて、佐藤と石井を投入する。
「佐藤選手が入ってきて、ターゲットが増えて後ろの選手からしたらビルドアップの逃げ道も増える(内田)」こともあり、51分にはクロスのこぼれ球から佐藤、52分には岸本のクロスに垣田が合わせ、2トップを生かしてサイドから連続してチャンスを作る。

しかし迎えた62分、ゴール前でFKを与えてしまうと、平塚に直接決められ水戸に先制を許す。

後半、自ラへのファウルで得たPKでゴールを狙う垣田裕暉

リードを奪われたヴォルティスだったが67分、岩尾のロングボールに垣田が抜け出すと相手DFがたまらずファウルで止めPKを獲得!しかしキッカーの垣田はシュートコースを読まれ、PKを決められず。

後半の給水タイムで選手を2名交代。垣田と浜下に代わり河田と鈴木を投入し、攻撃の活性化を狙う。

75分には、途中出場の河田が意表を突くミドルシュートを狙うと、80分にはCKのセカンドボールを鈴木がミドル。83分には田向のクロスのクリアボールを岩尾がミドル、89分には決定機。小西のサイドチェンジのボールから西谷のドリブルで深い位置まで持ち込み折り返すと、河田がスルーしたボールに佐藤が飛び込むが、シュートはミートせず。

後半アディショナルタイムには西谷のクロスのこぼれ球を鈴木がミドルシュート。こぼれ球に河田が反応し体で押し込むがシュートはポストに弾かれゴールならず。

結局試合はそのまま終了。
ビハインドを跳ね返せず、J1昇格決定は次節、ホーム千葉戦に持ち越されることとなった。

「4連勝5連勝と簡単に連勝できるほどこのリーグは甘くありません。生みの苦しみというか、そんなにスムーズに物事が綺麗に上手くいくことはサッカーではない」と話すのはキャプテンの岩尾。そして「ここをどうやって乗り越えていくのかが問われていると思います」と続けた。
また田向も「自分達がやっていく姿勢は、変える必要もないし変わりません。長崎や福岡の結果ではなく、自分たちが次の試合どう勝つのか、それができたからこそ首位に立てていたわけで、そこを変えることなく臨みたいなと思います」と、視線は次節に向けられていた。

□試合フォト

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