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【広島1-1札幌】勇気をもって勝ち取った勝点1

勇気をもって戦ったことが、何よりも誇らしい。

もちろん、ボールを奪った後のパス精度には、まだまだ改善しないといけない。ただ、そこのブラッシュアップは時間がかかるし、実際に狭いスペースとプレッシャーの中でのパス交換は、トレーニングでやっている。チームとしての意識は高いから、きっと成長してくれると信じている。

広島はまだまだ未熟だ。だからこそ、自分たちがやろうとすることへの「勇気」が必要だと開幕戦を見て感じていた。

札幌は、さすがミハイロ・ペトロヴィッチ監督のチームであり、ボールを回す技術は高い。広島時代は、前から守備にくるチームこそ得意としており、プレッシャーを外しまくるパス回しは芸術的だった。当然、札幌にもその匂いはある。広島のプレスを外し、できたスペースを使い、時にはロングボールで裏をとる。その流れの中で「広島キラー」興梠慎三に《これぞストライカー》というゴールを決められた。

そこから少し、広島は勇気を見失っていた。行ってもかわされる。裏をとられる。そんな恐怖が、プレスに行く一歩目の迫力を失わせた。

その勇気をチームに与えるきっかけとなったのは、キャプテン・佐々木翔である。

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