SIGMACLUBweb

【THIS IS FOOTBALL】まずは選手とサポーターが主役となるスタジアムを。

森﨑和幸CRMの功労選手賞受賞は、本当に喜ばしいニュース。このことについてはモバイルサイトでも言及しているので、まずはそちらをご参照されたい。

その森崎CRMは浩司アンバサダーと共に先日、広島市が開催した「サッカースタジアム建設に向けた有識者の意見を聴く会」に出席。PLAYERの視点から「選手に負担のない動線の確保が必要。サポーターの声が届くようスタンドとピッチの距離を近くしてほしい」と提言する一方で、広島サッカー史を伝えるミュージアムの建設も要望した。その理由は「いまのサンフレがあるのは広島を背負ってプレーした先輩の活躍があったから」。いかにもカズらしい(コメントは中国新聞デジタル10月21日配信記事からの引用)人間性が出た言葉である。

カズの提案は当然だ。仙台の「レッツゴー仙台」コールはアウェイの選手たちに強烈なプレッシャーを与えていると確信しているが、それはサッカースタジアムであるが故。磐田でも清水でも柏でも、サッカースタジアムでの声援の圧力は別物である。マツダスタジアムでカープが強いのもカープファンの応援の圧力が凄いからに他ならない。そして実は、エディオンスタジアム広島での広島サポーターの声援の力も相当なもの。B6がリードしメイン・バックの声援が乗ってきた時の迫力はすごい。それがサッカースタジアムで、サポーターとの距離が近い状況になったら。かつて森保一元監督が「スタジアムの力で勝点の数が違ってくる」と語ったことがあるが、それは正しいと実感する。

選手目線でいえば、欲しい施設はたくさんあるだろう。

(残り 1531文字/全文: 2190文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ