ニイガタフットボールプレス

「ロンド、すばらしいトレーニング」【GKから始まる、このスタイル】~石末龍治GKコーチインタビュー vol.1~

「GK目線」でニイガタスタイルに迫るシリーズ企画の第二弾は、石末龍治GKコーチに話を聞く。石末GKコーチの着任はアルベル前監督と同じく2019年で、まさに現在のスタイルの構築が始まったシーズンだ。このサッカーの重要なカギを握るニイガタGKスタイルへと、石末GKコーチはGKたちをどのように導くのか? 新たな指導体制となった新潟GK陣の「いま」をお届けする。

■新潟のGKには染みついている

今年の高知キャンプで久しぶりにトレーニングを取材したのだが、いきなりわくわくした。取材初日、スモールフィールドでの12対12のセッションでのことだ。チーム編成はフィールド10人にGKが2人。2人のGKが縦関係になり、後ろのGKがゴールを守って前のGKが2人のセンターバックの間に立つ。『ボランチが落ちて後ろ3枚回しはあるけれど、新潟はGKが上がって3枚で回すのか!』と、実に愉快な気持ちになった。

もちろんトレーニングには明確な目的がある。GK目線でのそれをたずねる。そこから、石末GKコーチへのインタビューはスタートした。

「GKを使いながら相手のプレッシャーを剝がしていくというトレーニングは、アルベルの時代からやっていることです。それをさらに研ぎ澄ませているのが松橋(力蔵)監督ですね。

メニューの内容はそのときどきで、大中さんが言われるセッションは今年に入ってからのものです。ただ内容が変わっても、狙い自体に大きな違い、変化はありません。

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