【2022から2023への対話】~平澤大輔さん(元週刊サッカーマガジン編集長)⑤~「マネジメントする力」
来年2月の開幕戦の相手がセレッソ大阪に決まり、いよいよ新シーズンが具体的に動き出しました。J1昇格、J2優勝の歓喜に沸いた2022年から、挑戦の2023年へ。大きなうねりのただ中にある年の瀬を締めくくるのは、長年にわたりアルビを見守り、取材し、発信し続けてきた元週刊サッカーマガジン編集長の平澤大輔さんとの対話です。
■その進歩が巻き込んでいく
――松橋力蔵監督と日本代表の森保一監督が醸し出す雰囲気には、確かに相通じるものがあります。
「戦い方もそうなんですが、チームマネジメントに関して、今回の日本代表は非常に参考になるのではないかと思うんです。
分析や戦術的な細かい部分はコーチングスタッフが分担してきっちりやって、それをポイチさんが監督の立場でマネジメントする。選手はもちろん、コーチ陣を含めたチームマネジメントです。
これは世界の潮流の一つであり、今年の新潟もリキさんのチームマネジメントが昇格への大きな原動力になったはずです。
それでポイチさんのマネジメントがあったからこそ、ドイツ戦やスペイン戦のような戦い方ができたのではないでしょうか。トップダウン式で自分の考えを徹底させるタイプの監督であれば、状況に応じてそれまでほとんど準備していない5バックを急にやろうとしても、選手たちは戸惑うばかりでバラバラになりかねない。
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