【Voice of the Pitch】「勝つには、どうする?」~島田譲インタビューvol.2~
シーズン折り返し地点で対戦した大分に、チームはどのような準備を整え、戦いを挑んだのか。勝利をつかむ過程で見えてきた、後半戦につながる可能性は――。円熟のボランチに、“ピッチの中の声”を聞く。
■流れを読んで
――大分戦で先制した場面のポイントは、千葉和彦選手の縦パスを受けた鈴木孝司選手がターンしたところでした。見逃せないのが、その前振りとして島田選手と千葉選手が繰り返した緩いパス交換だったのではないでしょうか?
島田選手が千葉選手とパス交換をしている場面だけ切り取れば、そこからゴールにつながる気配はまだ感じられません。ですが、あのシンプルなプレーがあったからこそ、千葉選手の縦パスが生まれて、ゴールの布石になったのでは?
「相手のボランチが、かなり前掛かりに来ていたんですね。ヤン(高宇洋)と俺のところには、それこそゴールキックからマンツーマン気味で来ていたので、前半の途中くらいから、『これは一個飛ばしたパスをもらったときとかじゃないと、1人で前を向くのは難しいかな』と感じていて。
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