ニイガタフットボールプレス

【頼もう!感想戦 feat.平澤大輔】~明治安田生命J2リーグ第4節vsブラウブリッツ秋田vol.3~「特殊な試合で切り替えていい」

なかなかテンション高く語るのが難しい、第4節・秋田戦。だからこそ、平澤大輔さんとじっくり振り返ります。『この負けがあったからこそ、チームは盛り返した』と後々いえるように、ポジティブな変化をもたらしてくれる課題を初黒星に探っていきます。

■どのようなプランだったのか

――開幕から3試合連続で引き分けて、秋田戦で初黒星。これだけ勝点を落としてしまうと、巻き返しは相当大変です。でも、そこは何としてもやらなきゃいけない。

「負けはしましたが、秋田戦はひどい内容だったわけではないですから、続けていくしかないです。ここで焦って何かを変えようとなると、かえって修正が効かなくなる恐れがある」

――この試合に、どういうゲームプランで臨んだのか興味があります。相手の秋田は明らかに蹴ってくる。蹴って、球際でガチャガチャっとなるのを狙っている。ピッチは雨が降っていなくてもコンディションが良くないのは分かっていた上に、当日、雨になるであろうことは、天気予報でずっと前からチェックしていたはずです。実際、土砂降りになった。気温も低い。難しくなるあらゆる条件がそろったといってもいい試合でした。その上で、直前のミーティングで選手たちに何を伝え、どうプレーしようとしていたのか。

「例えば試合が始まる前のフラッシュインタビューで、試合の入り方をたずねられたリキさん(松橋力蔵監督)は、『全力でやる、ロングボール対策もしてきた』と答えています。それにもかかわらず、前半のキックオフから7分間で秋田のCKが5本。深い位置からのロングスローも続きました。そこは気になりましたね」

――風の影響もあったのでは?

「それでもCK5本は多い。秋田が『やれる』と手応えをつかんでも不思議ではないです。秋田からすればホーム開幕戦で、ボランティアが雪かきをして開催にこぎつけたという感謝の気持ちも強かったでしょう。新潟は試合の入り方を意識づけしたにも関わらず、実現できませんでした」

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