【Voice of the Pitch】~ユズがゆく~島田譲インタビューvol.2「ハイライト、その1」
ボランチとして攻守のつなぎ役となり、「ここぞ!」という瞬間を逃さず攻めに出て、守りの場面では体を張ってピンチの芽を摘む。2022シーズン、ピッチの内外で、そのリーダーシップはますます存在感を増すはずだ。進化し続ける島田譲に、新潟3年目の意気込みを聞く。
■アルビが新潟の力になる
――このオフには、小学生を対象に工場見学も行いました。
「これは、僕から発案させていただきました。パートナー企業の方々に恩返しをしたいというのが出発点です。
パートナー企業のみなさんに自分ができることは何か、みなさんはどういう課題を抱えているのか。そうしたことを考えたとき、新潟に限らず地方の企業は人材確保、採用面が大きいだろうと感じたんです。
そこでアルビレックスの知名度を生かすことが、課題解消につながるんじゃないか。その第一歩として、新潟の子どもたちに地元の企業を知ってもらいたい。そういう思いで、今回は新潟市南区の鎌ケ谷巧業白根第2工場を見学させていただきました」
――参加したのは?
「小学5、6年生を対象に、親御さんと15組30人です」
――いかに興味を持ってもらえるか、工夫が必要だったのでは?
「正直いうと、参加するきっかけは親御さんがアルビファンでもいいと思っていました。まずは来てもらうこと、知ってもらうことが大事で。
まず鎌ケ谷巧業の方に工場の説明をしていただきました。もしかすると、小学生にはすべてを理解するのは難しかったかもしれませんが、何となくでもいいから『こういう仕事があるんだ』『こういう思いで働いている人たちがいるんだ』ということが分かってもらえただけでもいいと思います。
続いて僕が、自分のキャリアを話して。最初は子どもたちの表情も硬かったんですけど、途中からほぐれてきて、自発的に質問や発言をしてくれるようになりました。とてもいい社会学習の現場になったんじゃないかな」
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