【新春NFP編集会議feat.平澤大輔】~vol.4~「新時代」
新時代の予感に満ちあふれた2022年が始まります。「継続」という揺るぎない方向性を打ち出しつつ、松橋力蔵新監督が率いるチームは、いったいどんな冒険物語を繰り広げるのでしょうか? チーム始動を前に、「頼もう!感想戦」でもおなじみの元サッカーマガジン編集長・平澤大輔さんとともに、4年目に突入する『ニイガタフットボールプレス』の新春スペシャル編集会議を行いました!!
■今年のアルビのキーワード
――今年のキャンプは、初日から見どころ満載です。松橋力蔵新監督が、どういうアプローチをするのか。前任のアルベル監督(現FC東京監督)は、キャンプインして3日目にはトレーニングマッチを組んで、その後も実戦形式を重ねながらチームを作っていくやり方でしたが、フィジカルコーチもエウ・フィジコから安野勉フィジコに変わります。安野フィジコは2018年から2シーズン、マリノスでコンディショニングコーチとして力蔵さんとともに仕事をされていますし、もしかするとマリノス的なノウハウが導入されることになるのかもしれません。
「大中さんにぜひ取材していただきたいのは、リキさんのマネージメントの部分なんです。トレーニングのメニューや、その目的を知りたい気持ちも強いですが、それはあくまで氷山の一角であって。初めてトップチームを率いるリキさんが、監督としてどういう振る舞い方をして、選手を掌握していくのか。そこは最も気になるところです。
僕は川崎Fをよく取材することもあって、鬼木達監督にチームマネージメントについての質問もするんですね。監督って、会社組織でいうと部長のような立ち位置じゃないですか。会社から雇われていて、部下を掌握し、結果を出すことが求められる。鬼木さんの話を聞いていると、ビジネスマン向けの書籍に転用できるようなアイディアがたくさんあって、刺激を受けるんです。
実際、特にヨーロッパのサッカー界では、個別に分かれたたくさんの専門家を、監督がマネージャーとして束ねるやり方、チーム作りが主流になりつつある。日本で監督というと、まだサッカーを教える部分、指導者としての側面がクローズアップされがちですが、力蔵さんはマリノスでシティグループの方法論に触れているわけだから、そこにリキさんらしさをミックスしたマネージメント術、いわばリキメソッドは、実に興味深いですね」
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