ニイガタフットボールプレス

【Voice of the Pitch】「俺たちは実現できる」ロメロ・フランクインタビューvol.3

昨シーズンは、サイドで前を向いてゴリゴリッとボールを運ぶ推進力で。今シーズンは相手を背負ってしっかりボールを収めるポストプレーで。アルベルト監督のポゼッションサッカーにおいて、フィジカルの強さでアクセント以上の存在感を放ち続けるロメロ・フランク選手に話を聞きました。

■今こそ一つになろう

――先日、千葉和彦選手と話をしていたときに出た話題なんですが。ロメロ選手が流通経済大学の2年から3年になる2009年の開幕前に、アルビが清水のJステップでキャンプをしていたとき、流経大と練習試合をやったんですよ。

この練習試合は、実はけっこう歴史的なもので。当時の鈴木淳監督が、事前の練習もミーティングもなく、いきなり4-4-2から4-3-3に切り替えて、大勝したんですね。で、千葉選手はその試合に出ていたロメロ選手のことを、よく覚えている、と。

「うーん、俺はその試合のこと、覚えてないっすね」

――千葉選手はそのとき、ロメロ選手がテクニシャン系ですごくうまい選手だと思ったんだけれど、実際にアルビでチームメートになってみたら、ゴリゴリ行く系でびっくりしたそうです(笑)。

「ははははは(笑)。大学のころはサイドハーフでしたね。自分としてはプレースタイルが変わったというより、ポジションが変わって、今の役割になった感じです。プロになってずっとボランチをやっていて、『このポジションで自分を生かすには、どうすればいいか?』と考えた結果ですね」

(残り 1410文字/全文: 2020文字)

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