ニイガタフットボールプレス

【頼もう、感想戦!feat.成岡翔】~明治安田J2第15節・京都戦vol.2~「主導権を握っているのは俺たちだ!」

ピックアップしたゲームを選りすぐりの論客と語り尽くす、この企画。シーズン前半の大一番となった京都戦。悔しい敗戦でしたが、成岡翔さんは今回の90分間に、ポジティブな要素をたくさん見いだしました。負け惜しみではなく、今節がチームが成長する糧になる理由を検証していきます!

■余裕を持って、切り替えよう

――0-1で敗れた今節。攻撃に関しては、いかがでしょう? 先制した京都が、そこまで前から行く必要がない状況になりましたが、トータルすると新潟のシュートは京都の3倍近い13本(京都は5本)。DAZNの中継で示されたデータでは、シュート17本、枠内シュート10本ですから(京都は7本、枠内4本)。攻撃に関しては、及第点といってよいのでは?

「新潟の強み、特徴が、数字にしっかり表れていますよね。それはとても良いことで、焦って何かを変える必要はまったくないです。攻撃に関しては続けるだけだと思います。

またメンタルの話になりますが、“これだけ攻めることができているんだから、あとは決めるだけ。続けるしかないよね”というくらいの気持ちで、新潟の選手たちがいてくれれば」

――引きずりすぎるのではなく。

「この例えが正しいか分からないんですけど、J1にいるとき、新潟って浦和にまるで勝てなかったじゃないですか。だけど、まるで歯が立たなかったっていうわけじゃなくて。対戦すると、新潟にも得点チャンスはたくさんあったんですよ。だけど、それがこちらのミスで決まらなかったときとかに、西川周作選手や槙野智章選手が、『ああ、今のが入らないんだ。俺たちラッキーだね~』って言ってるのを聞いて、びっくりしました。嫌味とか皮肉じゃなく、割と本気で彼らは話していて(笑)。ああ、これが上位にいるチームのマインドなんだな、と感心しました」

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