【頼もう、感想戦!feat.小林慶行】~明治安田J2第42節・大宮アルディージャ戦vol.2~「ヨシユキさんの観戦術と、ヨシユキさんが2失点目を斬る」
ピックアップしたゲームを選りすぐりの論客と語り尽くす、この企画。2020年最終節・大宮アルディージャ戦の感想戦に登場するのは、かつていぶし銀のボランチとして新潟を支えたヨシユキさんこと、小林慶行さん。「戦術的な話ばかりになったけど、大丈夫かな? だけど、俺も指導者を目指して戦っているところを示したかったから」というヨシユキさんのことば通り、あの完敗も戦術的に整理すれば、2021年のチームが成長するためのヒントがたくさん見つかるんです!
■現場感覚と解説者としてのスタンス
――試合の解説をされるとき、その準備で何試合くらい見るんですか?
「だいたい8試合くらいですね。仙台を4試合、対戦相手を4試合」
――けっこうなボリュームですね。
「そうじゃないと分からないんですよ。試合を見る能力の高い人であれば、1、2試合見れば十分なんでしょうけど、僕はそうではないので。
自分が納得する仕事をしっかりするためには、どうしてもそれくらいの試合は見なければならないし、それだけ時間もかかりますね。1試合を見るにしても、90分では終わらないですから。
どうしても2時間半くらいはかかっちゃう。気になるシーンを止めて、戻して、止めて、戻して……というのを繰り返しながら、『この場面で何が起こっているんだろう?』と細部を確認する。この作業が、とても大事なんです。
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