ニイガタフットボールプレス

【頼もう、感想戦!feat.成岡翔】~明治安田J2第24節・町田戦~「後ろに余裕が生まれて優勢に」vol.1

ピックアップしたゲームを選りすぐりの論客と語り尽くす、この企画。今回は、シーズンを折り返していよいよチームのエンジンがかかってきた印象の第24節・町田戦について、成岡翔さんと語り尽くします。

■2000年の伝説

――今回の取材について事前にやり取りする中で、町田戦の鄭大世選手のボレーについて、「テセさんのジャンピングボレーはきれいでしたね! 俺の高校1年のときの伝説のジャンピングボレーと似てました(笑)」と、成岡さんから当時のニュース映像とともに返信が来て。これは2000年の伝説のボレーから話をうかがわざるを得ません。

「ははははは(笑)。だけど、ちょっと似てませんでした?」

――テセ選手はファーサイド、成岡さんはニアサイドで合わせたボレーという違いはありましたが、どちらもスペクタクルでした。

「俺、高校1年で初めて点を取ったときなんですよ。それがインターハイの静岡県予選の決勝で。やっぱり興奮しましたね。高校での初ゴールで、お客さんもいっぱいいて。まだエコパができなくて、会場は日本平でした」

――相手は清水商業(現清水桜が丘高校)で、結果的に1-2で負けちゃったんですね?

「負けました。キク(菊地直哉、現鳥栖コーチ)に逆転ゴールを決められて(苦笑)」

――おお、そうだったんですね! ということは、あのボレーは先制点だったんだ。

「そう。だけど菊地が決めちゃったもんだから……」

――ちなみにどういう逆転ゴールだったんですか?

「突破されて、1-2みたいな数的不利になったのかな。それで最後、ペナルティエリアに入ったところでの横パスを、キクにインサイドで流し込まれた」

――インサイドできっちり狙う。何だか菊地さんらしいです。それにしても当時の映像での成岡さん、10番を着けてキラキラしていました。

「いやあ、あのときは若かった。16歳、20年前ですからね」

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